記者会見における今井会長発言のポイント

2002年4月8日
(社)経済団体連合会

【加藤元幹事長の辞職表明】

政治的、道義的、社会的な責任をとっての辞職ではないか。やむをえないと思っている。有能な政治家なので、なんとか一から出直し再起を図ってほしい。

【みずほ銀行】

複数のシステムの統合は大変な作業だ。一生懸命やられたのであろうが、間に合わなかった。しかし、金融業は国民に密着した仕事なので、こうしたことは起こしてもらいたくなかった。できるだけ早く技術的なトラブルを解消し、正常な状態に戻していただきたい。

【東南アジア・ミッション】

中国のWTO加盟については、いずれの国も歓迎した上で、巨大な市場という意味でチャンス、極めて低廉、優秀な労働力による低コスト生産と競争する必要があるという点ではチャレンジとしてとらえていた。昨年度実績、累積とも日本の対ASEAN投資は対中投資の3倍近い。アジア経済危機後も日本企業はASEANに踏みとどまり、生産拡大工場として活用してきた。各国ともこのことはよく認識しており、中国と競合するためには外資を受け入れ、競争力強化を一層図っていく考えだ。
また、ASEAN全体の連帯が必要というのも共通認識であった。その上で、中国を含めたアジアの経済圏づくりについても関心が高かった。

以 上

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