経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003に関する奥田会長コメント

2003年6月26日
(社)日本経済団体連合会


骨太の方針も第3回目となり、中核的な課題が俎上にのぼってきたこともあって、検討も白熱化した。その中にあって、大きな方向性を打ち出せたことは、総理のリーダーシップと政府・与党をはじめ関係者の理解と協力によるところが大きかったと思う。

特に、三位一体の改革について税源移譲を含め一応の道筋を明らかにしたこと、規制改革・構造改革特区において一定の前進があったこと、潜在的国民負担率について50%程度というめどを示したことなどは評価されるのではないかと考える。

もちろん、未だ不十分な点も少なくない。2004年度予算編成で必要な措置を講じるとともに、年金制度改革、国・地方を通じた歳出削減策、消費税などについては具体的な検討を急がなければならない。総理のさらなるリーダーシップの発揮を期待している。

以上


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