(社長候補と報道されている清田大和証券SMBC社長とは)あまり面識がないが、大和証券SMBCは企業再生の実績がある会社と理解している。
いずれにせよ、日本経団連が社長候補者を政府に推薦したという事実はないし、まだ決まったわけではない。
(1)金融政策に通じていること、(2)国内で納得の得られる人物であること、(3)国際的にも相当な知名度、経験があること、という3条件を満たしている方が望ましいが、そういう方は大勢おられると理解している。
50年、100年という長い時間ではいろいろな選択肢を考える必要もあろうが、ここ10年、20年ということなら、今の電力事情等からも、原子力を推進すべきだ。
日本の石油備蓄量は今170日程度あり、仮に戦争が起こっても、短期間であればしのげる。しかし、現在、石油の中東依存度は90%を超えており、エネルギーの安定供給の観点から、いろいろな選択肢を持つことが好ましい。
執行役員制度を採用している企業も少ないと言われており、一挙に米国型企業統治が増えるというわけではないと思う。
いずれせよ、各社が自主的に判断することだ。
構造改革は進んでおり、小泉政権に失望などしていない。若干時間はかかるが、これ以上デフレが進まなければ、悪くはならない。