本日、関西財界の幹部の方々との懇談を通じて、あらためて関西の経済情勢は厳しいとの認識をもった。しかし、政府に頼るばかりでなく、個々の企業が(経済情勢の好転に向けて)努力を積み上げていくことが、関西復活の力となると信じている。
りそなの内情が実際にどうだったかは当事者と公認会計士しか知らないことだ。ただ、破綻はしていなかったが、このままいくと金融制度の崩壊につながるおそれがあるということで、(政府は)公的資金注入に踏み切ったものと理解している。もし本当に破綻していたら、関西の中小企業にも大きな影響が及ぶところであり、その意味で(政府が)事前に手を打ったことは良かったと思う。
関空会社の経営の実態は赤字続きで、大幅なコスト削減が必要であった。今般、民間出身の経営陣が加わることになったことで、民間の経営手法が導入され、(関空会社の)経営が改善されることを期待している。
現在、日本経済は最も苦しい時期にある。小泉政権は、例えばりそな問題について、破綻にいたる前に手を打ち、これ以上の悪影響が及ぶことを阻止したという点で、的確な政策をとっていると思う。また、リストラ効果もあってか企業業績の悪化も食い止められつつあり、株価も上昇に転じている。まだまだ安心はできないが、徐々によくなっていくと考える。