2004年8月1日
(社)日本経済団体連合会
わが国経済界は、WTO体制は国際通商システムの根幹であり、新ラウンド交渉の再活性化は急務であると訴えてきた。
その意味で、カンクン閣僚会議の決裂を繰り返すまいと、多くのWTO加盟国が団結して各国の利害調整に鋭意努力した結果、枠組み合意が結実したことを歓迎したい。
今回の合意を受けて、新ラウンド交渉が成功すれば、貿易の活性化を通じて世界経済の発展に大きく寄与し、先進国、途上国を問わず、全ての国が裨益することになるだろう。
なお、ジュネーブにおける最終交渉にあたられた中川経済産業大臣ならびに亀井農林水産大臣の合意に向けたご尽力に対し、敬意を表したい。
以上