外需は伸び悩んでいるものの、国内民需に支えられて、実質成長率は1年ぶりに大きな伸びとなった。景気は緩やかながらも回復を続けていることが確認された。
先行きについては、設備投資や個人消費が堅調なことに加え、IT関連分野の在庫調整が進捗するとともに、世界経済も拡大を続ける見通しであり、年度後半から回復テンポが上がることが期待される。
ただし、米国や中国経済の先行き、エネルギー・素材価格など不透明な要因も多い。株価の動きも力強さを欠いており、予断は許されない。