日・インドネシアEPA署名に関する御手洗会長コメント

2007年8月20日
(社)日本経済団体連合会

日・インドネシアEPAが署名されたことを心から歓迎する。EPAの署名は、今回の安倍総理のアジア諸国訪問の大きな成果の一つと考える。

日・インドネシアEPAは、物品貿易の自由化に加え、質の高い投資ルール整備や人材育成・技術移転等に関する協力を含む、包括的なEPAである。とりわけ、エネルギー・鉱物資源分野での二国間協力が盛り込まれたことは、資源・エネルギーの安定供給確保等の観点から、特筆に価する。今後、両国における批准手続きを経て、協定が速やかに発効することを強く期待する。

現在、世界では、二国間協定のネットワーク化競争が日に日に激しさを増している。日本として、遅れをとるわけにはいかない。インドネシアとのEPA署名は重要な一歩と評価するが、一里塚と云える。政府には、あらためて、諸外国とのEPAの加速化を求める。

以上

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