日越EPAおよび日スイスEPA大筋合意に関する御手洗会長コメント

2008年9月29日
(社)日本経済団体連合会

ベトナムおよびスイスとの経済連携協定(EPA)が大筋合意に至ったことを心から歓迎する。今後、可能な限り早期の署名・発効を強く期待する。

ASEANの中でも成長著しいベトナムは、わが国にとって貿易・投資両面で戦略的に極めて重要なパートナーであり、日越外交関係樹立35周年を迎えた本年、EPAが大筋合意に至ったことは、両国経済関係のさらなる緊密化に向けた一里塚となろう。

一方、スイスとのEPAは、わが国にとって初の先進国とのEPAとして、それに相応しい内容になっていると承知しており、わが国EPAの拡大・深化にも大いに資するものと期待している。

今日、自由貿易協定(FTA)・EPAのネットワーク化競争は激しさを増しており、WTOドーハラウンドが停滞する中、EPAへの取組みを加速する必要がある。

特に、世界最大の市場であるEUとの経済連携強化は、日本産業界にとって欠くことのできない重要なテーマであり、日本政府には、EUとの正式交渉開始に向け、全力で取り組んでほしい。

以上

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