わが国の2020年の排出削減目標については、国際的な公平性が確保されることが不可欠である。政府が目標の前提としている「すべての主要排出国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築及び意欲的な目標の合意」が満たされるよう、国際交渉におけるわが国のリーダーシップを求めたい。
わが国の中期目標やこれを達成するための具体的な方策の検討にあたっては、科学的・合理的な分析に基づき、国民負担や国際的公平性を踏まえ、透明で国民的な議論を十分に行う必要がある。