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記者会見における奥田会長発言要旨

2004年3月22日
(社)日本経済団体連合会

【景況感と今後の見通し】

都市部を中心に景気は良くなっていると思う。今後は都市部から地方へ、また大企業から中小企業へと景気回復の効果が波及し、数ヵ月のうちには全国的に経済は良くなると思う。

【本年の春季労使交渉の評価】

各社がそれぞれの業績や実情を踏まえ、(賃金・一時金については)個々に判断したこと、また賃金以外の労働条件等についても労使間で討議が行われたことは、歓迎すべき結果である。

【「規制改革・民間開放推進3か年計画」の評価】

規制改革の重要なポイントが盛り込まれており、評価できる。また、今後の推進体制として、民間人主体の「規制改革・民間開放推進会議」と全閣僚からなる「規制改革・民間開放推進本部(仮称)」の設置が決まったことを歓迎する。

【三菱ふそうトラック・バスの脱輪事故をめぐる問題について】

まだ全容が判明しておらず、まずは今後の展開を見守りたい。三菱ふそうトラック・バスは日本経団連の会員企業ではないが、三菱自動車工業から分社化される前に問題があったとすれば、今後の展開によっては三菱自動車工業に対する措置を検討する可能性もある。

【イラク戦争開戦から1年】

自衛隊派遣を通じてイラクの復興支援に協力すべきだという従来の考えに変わりはない。テロに対しては、各国とも国際的なパートナーシップを組んで対処すべきである。日本企業としても、社内に対応組織を設けてより厳重にテロ対策を講じる必要がある。

【「愛・地球博」開幕まで1年】

ここ1年ほどの間に準備が急速に進んできたと思う。認知度も高まり、面白そうなイベントも出てきた。予想していたよりもはるかに良い万博になると思う。

以上

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