日本経団連第4回定時総会後の会見における奥田会長発言要旨

2005年5月26日
(社)日本経済団体連合会

【任期残り1年の課題と取り組み】

引き続き構造改革に力を尽くしたい。社会保障制度改革については、年金、医療、介護、雇用の一体的改革に努力したい。また、旧経団連と旧日経連の融合も進めて、新しい日本経団連を作り上げていきたい。

【憲法問題について】

現行憲法の制定時とは、日本を取り巻く状況は大きく変わっている。そうした状況に応じて憲法を改正することには意義があると考え、本年1月、憲法問題への言及も含む提言を発表した。

【鋼鉄橋梁工事をめぐる談合事件について】

今回の事件に関しては、甚だ遺憾である。談合はあってはならないし、今回の事件に関しても今後相応の措置を講じるつもりである。また、経団連としては、談合がなくなるよう根気強く努力していく。

【独禁法の改正問題について】

経団連は独禁法の改正自体に反対したのではない。課徴金の引き上げのみでなく、抜本的改正が必要と主張した。

【日中関係について】

将来、日中の政治関係、経済関係がともに冷却化するとは見ていない。政治家には、中国の要人と頻繁に接して良い関係を構築してもらいたい。

以上

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