記者会見における奥田会長発言要旨

2005年12月19日
(社)日本経済団体連合会

【2005年の回顧と2006年の日本経済の展望】

経団連としては、日本経済が上昇局面に入ったという点で何らかの貢献はできたと考える。小泉政権に対しても様々な面で協力してきた。
来年の日本経済は、政治情勢やエネルギー価格などのリスク要因はあるものの、2%程度の成長はできるのではないかと思う。

【2006年の春季労使交渉の見通し】

企業業績が改善しているので、賃上げを要求する声が従業員側から出る会社もあるのではないか。春季労使交渉としては、賃金の問題だけでなく、様々な問題について話し合うべきではないか。

【WTO香港閣僚会議への評価】

難しい会議になるとは思っていたが、その通りであった。(新ラウンド交渉を)できるだけ早くまとめてほしい。

【「バブル的雰囲気」について】

前回の記者会見では、景気が回復しつつある中で、日本中に「カネさえあれば良い」という気分が蔓延して、他人への優しさや弱者へのいたわりといった心が失われているのではないかという危機感から、「バブル期のような雰囲気になってきたのではないか」と発言した。

以上

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