奥田会長・御手洗次期会長共同記者会見における発言要旨

2006年1月23日
(社)日本経済団体連合会

○ 奥田会長発言要旨

御手洗さんは、人格・識見ともに優れた方であるとともに、製造業のトップとしてものづくりと技術開発の重要性を深く認識されている。経営者としても優れた実績があり、キヤノンを世界的な優良企業に育てあげられた。さらに、ご本人、出身企業ともに豊かな国際性をお持ちである。経団連活動についても十分承知されていることなど、総合的に考えて、次期会長就任をお願いすることにした。

会長就任後は、日本経済を支える民間企業の活力を維持し、さらに一層経済を向上させるため、社会保障制度改革や税・財政の抜本改革、各国とのEPA推進など、構造改革の推進や政治との関係強化などに引き続き積極的に取り組んでほしい。

○ 御手洗次期会長発言要旨

責任の重さに身の引き締まる思いである。微力ながら、持てる力を尽くして日本経済と世界経済の発展に努力したい。

奥田会長が挙げられた諸課題の中でも、特に税・財政の抜本改革、持続可能な社会保障制度の構築、戦略的な通商政策推進に積極的に取り組むとともに、奥田路線を踏襲して、「官から民へ」の流れの中で民間の活力を最大限に活かすための構造改革を推進し、人口減少時代の中でも力強い成長を遂げる日本の実現を目指したい。

以上

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