東海地方経済懇談会後の共同記者会見における御手洗会長発言要旨

2006年11月14日
(社)日本経済団体連合会

【景気について】

7−9月期の実質成長率は年率2.0%を記録したが、これは予想を上回る非常に良い数字だと思う。個人消費は弱い動きとなっているが、雇用情勢は改善していることから、ゆっくりとではあるが、いずれ増勢を取り戻すと見ている。

【金融政策運営について】

7−9月期の名目成長率は年率1.9%と、実質成長率を0.1%下回っており、デフレを完全に脱却したとは言えない状況である。金融政策運営は当然、日銀の専管事項だが、経済の回復基調を確かなものとするためにも、金利については、落ち着いた形で、ゆっくりと考えて頂きたい。

【道州制について】

道州制について最も重要なことは、地域が自主性を持ち、自らの創意工夫により経済圏を創出していくことである。道州制の実現は、行政効率の向上にも資する。「平成の廃藩置県」の気概で、是非とも推進すべきである。

以上

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