東北地方経済懇談会後の共同記者会見における御手洗会長発言要旨

2007年7月19日
(社)日本経済団体連合会

【新潟県中越沖地震について】

今回の地震で亡くなられた方々に哀悼の意を表すとともに、すべての被災者の方々にお見舞い申し上げる。経団連では、1%(ワンパーセント)クラブを通じて、現地のニーズを踏まえ、ヒト・モノ・資金の面から、支援する体制を整えている。

【年金記録問題について】

年金記録問題の原因は、長い間の社保庁のずさんな事務と、時々の政権がそれを見過ごしてきたことにある。安倍政権が初めて、真正面からこの問題に取り組んでいることは評価できる。
経団連としても、総力を挙げて問題解決に協力している。国民の不安を一日でも早く払拭することが大事だ。

【とうほく自動車産業集積連携会議について】

自動車関連産業の集積・育成のためには、港湾や道路などインフラの整備が必要である。産業クラスターを形成し、自動車関連産業が発展することにより、東北経済全体の発展が大いに期待できる。

【新税「みやぎ発展税」について】

世界各国は法人税を軽減する方向にあり、国内の各地域も、企業誘致やベンチャービジネスの育成など、企業活動を促進する傾向にある。こうした傾向から考えると、さらなる企業負担の増加はいかがなものかと思う。

以上

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