記者会見における御手洗会長発言要旨

2007年11月26日
(社)日本経済団体連合会

【労使交渉について】

春の労使交渉に向けての経営側の基本スタンスについては、経営労働政策委員会において検討中であり、12月中旬に発表する。ただし、賃金については、会社ごとの支払い能力を基準にし、個別労使により決定すべきとの原則は変わらない。

【道路整備中期計画と道路特定財源について】

「基本方針2006」に掲げた公共事業費の前年比3%削減や2011年のプライマリーバランスの黒字化達成等、財政健全化の基本方針は堅持すべきである。
他方、安心、安全な国民生活、国際競争力の強化等の観点から、真に必要な道路は、「選択と集中」で整備すべきである。
なお、道路特定財源の取り扱いについては、受益者負担原則の観点から国民的議論を大いに行って、結論を出すべきである。

【豪州の総選挙の結果について】

ラッド労働党党首の地球環境問題へのアプローチを歓迎する。FTAに関しては、農業等のセンシティブな問題に配慮しつつ、質の高い日豪EPAができるだけ早く実現することを期待したい。

以上

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