世界的に金融資本市場はなお不安定で、ドル安が進行し、円高を招いている。こうした状況に対し、各国中央銀行は連携し、資金提供を行なっている。
他方、FRBによる政策金利の引下げに加え、米国政府による大型の景気対策も5月に実施される。金融機関の資本毀損は完全に修復していないが、米国経済は夏には回復に転ずると思う。
優れた技術や独自性など、自社の強みを伸ばすとともに、資金や人材など、自社の弱みを補完するパートナーを広く求めていくことが必要である。他方、政府・自治体が中小企業の生産性の向上を促す必要がある。中小企業のITインフラの整備を強力に支援するなどが考えられる。