第42回東北地方経済懇談会後の共同会見における御手洗会長発言要旨

2009年7月8日
(社)日本経済団体連合会

【東北の産業の可能性について】

東北の高速道路には未開通区域が多い。ミッシングリンクが解消されれば、産業・観光開発が大いに進展する可能性がある。また、東北地方は中国やロシアに近く、地政学的に優位性がある。ハブ港湾を整備し、貿易と産業を結びつけることによって、経済発展が期待できる。

【東北経済について】

在庫調整の進展を受けて生産に下げ止まりの動きがあるなど、景気は底を打ちつつあると思う。ただし、水面下の回復であり、景気の先行きは予断を許さない。東北は有効求人倍率を見ても、全国平均を下回っており、厳しい状況にある。ただ、自動車産業を中心とした産業クラスターの形成や、新事業・産業の支援、観光振興などに積極的に取り組んでいる。そうした政策が着実に進み、景気回復につながることを期待したい。

以上

日本語のホームページ