[経団連] [記者会見の記録]
1999年11月24日
(社)経済団体連合会
- 前田副会長説明要旨
産業問題委員会と産業技術委員会の両委員会で取りまとめた。
グローバル化が進む中、欧米諸国は自国の技術開発力の強化に国を挙げて取り組んでいる。バイオテクノロジーや情報技術など、わが国が欧米諸国に大きく遅れをとる分野もでてきており、わが国の科学・技術開発体制を大きく見直す時期に来ている。折しも、次期科学技術基本計画の策定に向けて、関係方面で議論が行われている最中であり、経団連として、産業技術力の強化、産学官の有機的連携、総合科学技術会議のあり方などについて、具体的な提言を行うこととした。
- 質疑応答
- 記者:
- 欧米に追いつき、追い越すことを求めているように見えるが。
- 前田副会長:
- 21世紀の日本と世界に役立つようなナショナル・プロジェクトの対象を絞り込む必要がある。例えば、バイオテクノロジーや情報技術など対外的に遅れている分野や、新素材・新材料など日本が優位に立っている分野がある。
- 記者:
- 人づくりの面はどうか。
- 前田副会長:
- まず、ナショナル・プロジェクトの対象を決めるのが先決である。テーマが固まれば、その実現に向けて、小中学校教育の拡充をはじめ、教育・人材育成の面での具体的な対策を検討することになる。
以 上
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