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月刊 経団連 タマポリ

資本金 4億7,250万円
設立 1956年5月
従業員数 415名(2015年4月1日現在)
本社所在地 〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-27-9
事業内容 ポリエチレンフィルム、ラミネート製品の製造販売
URL http://www.tamapoly.co.jp/

当社は戦後の復興期に、輸入商社であった多摩海外商事からポリエチレン原料を専門に扱う部門が独立し、東京都中央区小伝馬町で営業を開始した。社名の「タマポリ」は多摩海外商事の「多摩」とポリエチレンの「ポリ」を結合させたもので、当時はまだ数少なかったカタカナの会社名を採用した。

創業時はプラスチック製品の創成期にあたり、将来の発展を見越してポリエチレンフィルムの製造を開始し、商社からメーカーへ転身した。その後、包材が複数の機能性フィルムを貼り合わせたラミネート構成品に進化していく過程で、その最内層フィルムの開発製造とラミネート加工に特化していった。高度成長期には世界初のレトルト用フィルムをはじめ、多様化するニーズに対応した製品を上市し、専業メーカーとしての基礎を築いた。現在は、詰替容器用フィルムなど生活環境系と、クリーンで高精度な産業材料系の製品群で事業展開している。

生産拠点は群馬県と兵庫県に立地する工場に加え、産業材料分野の製品開発を推進するため栃木県に新工場を建設した。さらに今後も伸長が見込める電子材料分野向け需要に対応するため、栃木工場内に順次新棟を増設し、さらなる品質と生産性の向上を図っている。

当社の強みは、多品種小ロット生産性に優れたインフレーション法を生産ラインに採用したことにある。製法の特長を最大限に活かし、固有技術を磨き上げることによって、特化した領域でのトップシェアを維持していく。

リスクに挑戦し、魅力あるパフォーマンスを提供する


松木康雄
タマポリ 社長

当社は食品や医療・医薬包装の最内層を提供するメーカーとして、内容物を安全・衛生的に保護することを使命とし、お客様の信頼をいただいております。このクリーン化技術を応用して、高度化するデジタル製品用途などに対応した高精度特殊フィルムの開発に挑戦し、事業領域を拡大してまいりました。
今後も、テクノロジーの進化が早く、グローバルに展開するマーケットの要求に積極的に対応して、皆様の豊かな生活の実現に貢献してまいります。
当社は来期、創業60周年を迎えますが、さまざまな分野で高い評価を得ている企業や団体で構成される経団連への加入を契機に、一段の企業価値向上を目指して“変化と挑戦”を続けていく所存です。

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