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月刊 経団連 東京ボード工業

資本金 2億2,100万円
設立 1947年5月
従業員数 単体104名、連結196名(2015年3月31日現在)
本社所在地 〒136-0082 東京都江東区新木場2-11-1
事業内容 木質廃棄物を原材料としたパーティクルボードの製造および販売
URL http://www.t-b-i.co.jp/

当社は、1947年5月に島根県簸川郡(現、出雲市)にて、山林売買および製材業の山陰ベニヤを創業した。その後、都内へ移転し、江東区木場にて合板製造をなりわいとしたが、市場環境の変化などを受けて、1983年12月に新木場への移転を機に、当社を含む合板製造業四社が合併して発足したのが現在の東京ボード工業であり、その際にパーティクルボードの製造販売へ事業転換を図った。

パーティクルボードとは、木材の小片(木材チップ)を接着剤と混合し、熱圧成形した木質ボードである。建設資材として床や壁などの下地材のほか、表面に化粧板を貼り家具等にも用いられる。

当社は、「リサイクリングで地球環境の未来を創る」の経営理念のもと、木質廃棄物を再資源化して製造したパーティクルボードの販売を通し、地球環境への負荷を低減することを目的とした木材環境ソリューション事業ならびにファシリティー事業を営んでいる。

また当社グループでは、運送会社を有していることから、木質廃棄物の分別回収から木材チップへの加工、パーティクルボードの製造および製品の納入までをグループ内で行う一貫体制を構築している。

特に、製品の納入を行った帰り便で、木質廃棄物の回収を行う効率的な運用を実現し、原材料の調達から製造販売までの木材リサイクルのプロセスを一つの輪としてグループ内で完結させている。枯渇資源の有効利用と環境負荷の低減の双方を実現するものであり、循環型社会構築に向け、CO2削減、地球温暖化改善という社会的要請に応えるものと自負している。

循環型社会構築に向けて


井上弘之
東京ボード工業 社長

当社は、1991年パーティクルボード製造工場内に一般・産業廃棄物処理業の許可を取得し、このことが、循環型社会に大きく貢献するきっかけとなりました。当社は、建設現場等で直接回収する木質廃棄物から自前で原料となる木材チップを処理、製造しており、また、再生品であるパーティクルボードも自社グループ内で製造から小口配送まで行っております。動脈産業、静脈産業はもちろんのこと、その間を循環する物流まですべてを網羅することにより、お客様の環境負荷低減に貢献し、循環型社会構築を進めております。
このたび、環境問題等の分野で当社の取り組みを通じて社会の発展に寄与できればと思い、入会させていただきました。諸先輩方のご指導をいただき、微力ながら貢献していく所存です。何とぞよろしくお願い申しあげます。

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