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月刊 経団連 三井海洋開発株式会社

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資本金 301億2,249万円
設立 1987年6月
従業員数 単体156名、連結3,698名 (2015年12月31日現在。臨時雇用者を含む)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-3-10 日本橋丸善東急ビル4階・5階
事業内容 浮体式海洋石油・ガス生産設備(FPSO、FSOおよびTLP等)の設計・建造・据付、販売、リースおよびオペレーションサービス
URL http://www.modec.com/jp/

当社では、FPSO、FSOおよびTLPと呼ばれる浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造・据付に加え、自ら設備を保有し操業することで、石油・ガスの生産サービスを顧客である石油開発会社に提供している。

世界人口の増加や新興国における生活水準の向上により、石油・ガスを中心とするエネルギーの需要は今後も増加傾向にある。これら石油・ガス開発は、陸上から海洋へ、そしてより深い海域へと移行しており、開発規模が拡大するなか、当社が手がける浮体式生産設備も複雑化が進み、搭載する各種機器にもさらなる高効率化、小型軽量化といったより高度な技術が求められている。

特に、ブラジル・アフリカ海域などの水深が2000mを超える場所での難度の高いプロジェクトについては、当社を含む上位企業による寡占化が進んでいる。1985年の初受注以降、40件を超える浮体式生産設備の建造実績を誇り、世界2強の地位にある。

海洋開発業界において、当社は「MODEC(モデック)」として広く知られており、顧客から高い評価を得ている。

また、1998年には操業サービスの提供も開始し、以降、20基以上の浮体式生産設備での操業実績を通じて蓄積された貴重な経験やデータを、設計・建造領域にフィードバックし、技術力のさらなる向上に結び付けている。

近年は、リーディングカンパニーとして培った技術・ノウハウを、石油・ガス以外の海洋エネルギーや海底鉱物資源の開発に応用する研究開発も推進している。

海洋開発業界におけるリーディングカンパニーとして


宮﨑俊郎
三井海洋開発 社長

当社は、顧客である石油開発会社に対し、浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造・据付からリースおよび操業まで、一貫したサービスを提供する企業として、グローバルな舞台で数多くのプロジェクトに取り組んでおります。特に延べ170年を超える浮体式生産設備の操業を通じて培った経験を強みとして、新たな技術開発を進め、競争力を強化し、世界の海洋資源開発のレベルアップに貢献しています。
海洋開発業界におけるリーディングカンパニーとして、すべてのステークホルダーの皆様の期待に沿えるよう、これからもたゆまぬ努力と成長を続けてまいります。経団連会員の皆様には、何とぞご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

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