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月刊 経団連 株式会社安井建築設計事務所

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資本金 8,000万円
設立 1924年4月
従業員数 355名(2019年6月1日現在)
本社所在地 〒540-0034 大阪府大阪市中央区島町2-4-7
事業内容 建築の設計監理、都市の設計監理 ICT、環境デザイン、 コンサルティング、 ファシリティマネジメント リニューアル・調査・診断
URL https://www.yasui-archi.co.jp/

安井建築設計事務所は、1924年に現社長・佐野吉彦の祖父・安井武雄(1884~1955)が創設した。現在、本社である大阪のほかに東京・名古屋に設計チームの主たる拠点を置いている。設計・構造・設備・都市計画等各分野の専門家を含む355名の社員(そのうち一級建築士195名)から成る、独立した総合型の建築設計組織であり、いくつかのグループ企業、海外拠点(台北、ハノイなど)を有する。

安井武雄は、満鉄(南満州鉄道)の技師、片岡安の設計事務所勤務を経て独立した。大阪倶楽部(1924)・大阪ガスビル(1933)・日本橋野村ビル(1930)などの戦前の作品は今も健在で、竣工当時の姿をそのまま継承し、それぞれが文化財としても高く評価されている。戦後の作品では、山崎蒸溜所製麦場から始まるサントリーの工場・本社社屋・サントリーホールなどの諸施設、大阪国際空港(伊丹)の新築・増築・現在の大規模改修、JR大阪駅のサウスゲートビルディング、東京国立博物館の諸施設、東京汐留ビルディング、リゾートトラストのラグーナベイコート倶楽部(ホテル)などを手がけ、設計を通してさまざまなクライアントとの関係を長く維持することに成功している。

また業界に先駆けてBIM(Building Information Modeling)による設計手法を導入し、さらにBIMを用いた施設の維持管理支援などで新たなビジネス創造に取り組んでいる。

ワクワクする未来をつくる


佐野吉彦
安井建築設計事務所 社長

創業95周年を迎えた今春、安井建築設計事務所は、経営の〈中心となる理念〉を「人やまちを元気にする」と定めています。そこに、「新しい建築が生まれることによって、人は意欲や勇気を感じ取ります。建築ができあがっていくプロセスもまた、人をワクワクさせ、心を前向きにさせるものです。仕事を通じて、われわれ自身が、そして社会が元気になることを目指します」というメッセージを込めました。建築設計とは望ましい未来を構想する仕事に違いありませんから、社員に対しては、それをなりわいとする者としての誇りと情熱を持ち、皆でこの理念を極めていこうではないか、と呼びかけています。どうぞご期待ください。

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