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月刊 経団連 株式会社自律制御システム研究所

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資本金 2,963百万円
設立 2013年11月
従業員数 47名(2019年9月末現在)
本社所在地 〒261-7132 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブウエスト32階
事業内容 商業用ドローンの製造販売および自律制御技術を用いた無人化・IoT化にかかるソリューションサービスの提供
URL https://www.acsl.co.jp/

当社は、2013年に千葉大学発スタートアップとして創業し、2018年12月に東証マザーズに上場した。日本を支える既存インフラの維持や、重厚長大産業の業務効率化においてドローン技術がエッジ技術として期待されているなか、当社は、ドローンの自社開発、受注開発、生産および販売・サービス提供を主力事業として成長してきた。

「自ら考えて飛ぶ」最先端の自律制御技術を中心に、研究開発をゼロから国内で行うことで技術力を蓄積し、点検、物流、防災分野等の顧客における数多くの最先端の実証を支えている。物流分野では、日本郵便との取り組みに加え、直近では全日本空輸と国内初の離島間無人物流の実証に取り組み、利活用拡大を加速させてきた。点検分野では、トンネル、下水道、ダムなど多種多様なインフラ点検を手がける大手企業にドローン技術を提供している。また、海外事業として、東南アジアを中心とした事業展開、米国企業への投資も実施し、日本発の技術の世界展開に着手している。

技術面では、画像処理(Vision)やAIを用いた環境認識による「エッジ処理」を用いた自律制御技術を中核に、「携帯電話ネットワーク」による遠隔の飛行制御、操作に関連する「ユーザーインターフェース」などソフトウエア・アルゴリズム開発に力を入れており、ハードとしてのドローンを最終製品として提供しながらも、ソフトウエア技術を価値創造の源泉としている。

社会インフラを守る自律技術・ドローン技術


太田裕朗
自律制御システム研究所 社長

当社ACSLは、「技術を通じて、人々をもっと大切なことへ」というミッションのもと、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、ドローンを中心にAIやクラウド、エッジコンピューティングを含めた無人化システムの開発を進めています。特に、画像処理・AIのエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術を提供しており、すでにインフラ点検や郵便・物流、防災などの分野で採用されています。
このたびの経団連への入会を機に、「企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、わが国経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与すること」という経団連の使命に貢献すべく、積極的に活動してまいります。

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