当社は創業以来、カーエレクトロニクス分野を事業領域としており、デンソー、トヨタ、富士通と、自動車業界とＩＴ業界をリードする3社を株主に持つ世界でも稀有な企業である。

「デンソーテン」の「テン」は最高・至上を意味する「天」のことである。「商売は誠実に」「商品は至高無上ものを作ろう」という想いが込められている。

創業は1972年だが、ルーツである航空機等の新技術開発の先駆者であった川西機械製作所の創業から数えると今年で100年を迎える。脈々と受け継いできたものづくりのDNAを活かし、2017年からはデンソーグループの一員となり事業の一翼を担っている。

現在の事業は、カーエレクトロニクス分野のなかでもカーナビゲーションや音響機器を主力とするカーインフォテインメント事業、車載用の通信機やドライブレコーダー等のコネクティッド事業、従来型のクルマの燃料制御機器、進展するクルマの電動化にあわせたバッテリー制御機器を中心としたオートモーティブエレクトロニクス事業の3本柱である。

近年ではコネクティッド事業の一環として、自動車業界で急成長が見込まれるMaaS（Mobility as a Service）領域に注力しており、2018年からＡＩを活用したタクシー乗車需要予測サービスを開始するなど事業拡大を進めている。

また、欧米中亜等、主要地域に製造・販売拠点を持ち、グローバルな事業展開によりお客様のニーズに応えている。