1. トップ
  2. 月刊 経団連
  3. 新会員紹介
  4. スパイダープラス株式会社

月刊 経団連 新会員紹介 スパイダープラス株式会社

(PDF版はこちら
資本金 23億円(2021年6月末)
設立 1997年9月
従業員数 159名(2021年6月末)
本社所在地 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-12-5 東京信用金庫本店ビル7階
事業内容 ICT事業、エンジニアリング事業(保温断熱工事)
URL https://spiderplus.co.jp/

当社は1997年に保温断熱工事業者として創業した。2011年からは建設業を主な対象に、現場監督のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するアプリ「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」の開発提供を行うICT事業と、保温断熱工事を行うエンジニアリング事業の2本柱で事業を展開している。以後、ゼネコン、サブコンなどの建設業を中心に、現場の業務効率化を目指し、お客様との間で現場のDX推進に一丸となって取り組んでいる。

現場の図面をデータ化し、写真やメモを紐付けることができる「SPIDERPLUS」は、現場監督の仕事をタブレット1枚に収めることのできるアプリである。創業者の伊藤謙自が現場業務に携わっていた頃に自身の疑問がきっかけとなって誕生した。

現場生まれのアプリが生み出す効果は大きく、次の3つがある。①リテラシーを問わず使い勝手が良いことから、若手人材を即戦力化できること、②現場監督の携行物を従来の大荷物から解放してタブレット1枚で済むようにしたことから、女性の建設現場進出を実現できること、③情報共有の段取りを減らせることから月間の残業時間を削減できることである。当初は作業を効率よく行うために生まれたサービスであったが、現場の目線から社会課題の解決を支援してきているのも大きな特徴である。

直近2~3年においては、建設業以外の不動産デベロッパーやプラント業界、造船業や物流業界などでも導入が広がりを見せ、DXの糸をさらに張り巡らせている。

業界横断のイノベーションを目指して


伊藤 謙自
スパイダープラス 代表取締役CEO

20年前、天井裏でスパイダーマンのように現場仕事をしていた当時は、まさかこのページに自分自身が載るなど、想像だにしませんでした。たくさんのお客様と一緒に育ててきた現場の知見を今度は大きな枠組みに展開すべく、経団連への入会を決めました。
本年2021年は、アプリ「SPIDERPLUS」の誕生から丸10年となる節目の年です。今までの間に仕事を通じてお客様と築いた信頼関係は、経団連に入会する際も大きな支えとなってくれました。これまでの知見を活かして、より広い世界でたくさんの方と手を携えて、業界横断のイノベーション実現に糸を張り巡らせていくのが今から楽しみでなりません。

「2021年10月号」一覧はこちら

「新会員紹介」一覧はこちら