「価値あるソリューションの創出を通じて、健康産業の発展に貢献します」を基本理念とする当社は、医薬品、医療機器、診断薬、健康食品などヘルスケア産業の専門サービス企業であり、製造企業から、大学、病院、官公庁まで日本のヘルスケアを支える顧客のパートナーとして発展してきた。

1991年に現会長の厳ら数人の技術者で医療統計を応用するシステム会社としてスタートした。その後、医薬品開発規制の厳密化や複雑化に伴い、CRO（開発業務受託機関）からSMO（治験施設支援機関）、CSO（医薬品販売業務受託機関）へとビジネスを拡大し、これら3事業はいずれもトップシェアを誇る事業となっている。また、アジアを中心に、CROから医薬品プロダクト事業も手掛けており、さらに2021年度からは本格的に創薬の体制整備に着手している。

ビッグデータの活用やAIによる医療情報提供など、DX化の加速に伴い、当社のビジネス環境は大きな変化を遂げつつある。加えて創薬技術のパラダイムシフトに伴い、開発基盤を持たないアカデミアやバイオベンチャーから、医薬品の開発、製造から流通までのトータルソリューションが当社に期待されている。そのような中、創業30年を迎えた2021年に、中期経営計画「SHINYO－新鷹－」を掲げ、基本方針を「転」とした。従来のサービスをよりよく「転」じ、ヘルスケア産業と健康を希求する人々への貢献を果たすべく、日々取り組んでいる。