Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年6月19日 No.3181  「高いレベルの観光立国実現に向けた提言」を取りまとめ

経団連は「高いレベルの観光立国実現に向けた提言」を取りまとめ、11日公表した。

昨年、わが国は史上初めて訪日外国人旅行者1000万人を達成した。これを受け、安倍総理は「2020年に向けて訪日外国人旅行者2000万人の高みを目指す」と明言。各閣僚にアイデアを総動員し、外国人旅行者に不便な規制や障害を徹底的に洗い出すよう指示している。提言は、オリンピック・パラリンピックが開催される20年を一つのステップとして「質」「量」ともに高いレベルの観光立国を目指すために、早急に着手すべき項目を中心に取りまとめたもの。

提言ではまず、国の体制強化として、観光庁が観光立国実現に向けた司令塔機能を果たせるために、観光庁の体制および機能の強化、予算の確保等を求めた。加えて、日本政府観光局(JNTO)の機能強化、国によるMICE戦略の立案遂行、国を挙げたジャパン・ブランド発信の強化の必要性についても指摘した。

次にハードインフラの整備について、基幹インフラである首都圏空港の容量拡大・整備に加え、地方空港の活用とCIQ体制の充実、大規模MICE施設の整備等を求めた。

ソフトインフラの強化としては、査証発給要件の一層の見直しと入国手続きの円滑化・迅速化、多言語表示の一層の充実・見直し、バリアフリー対応の強化、ショッピング等の利便性の向上を求めた。

※全文は、http://www.keidanren.or.jp/policy/2014/057.html 参照

【産業政策本部】