Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年8月7日 No.3188  中南米ミッションを派遣 -安倍首相とともに中南米諸国を訪問/各国の対日期待の高さを再確認

日本メキシコ経済協議会に出席する(左から)
安倍首相、ペニャ・ニエト大統領、榊原会長

日本コロンビア経済合同委員会で発言する安倍首相

経団連の榊原定征会長、岩沙弘道審議員会議長はじめ幹部ら70名は、安倍晋三内閣総理大臣に同行して、7月25日から8月2日にかけて中南米5カ国(メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジル)を訪問した。

経団連一行は、訪問各国で拡大首脳会談等の政府主催行事に出席した。また、経団連が現地カウンターパートと開催した「第31回日本メキシコ経済協議会」「第9回日本コロンビア経済合同委員会」「ブラジル経済界との意見交換会」ならびに日本・東京商工会議所が現地カウンターパートと開催した「チリ・日経済委員会関係者との懇談会」では、それぞれ安倍首相の出席を得て、太平洋同盟や二国間EPA、インフラ整備での協力など、二国間関係の緊密化の方策を経済界同士で話し合った。なお、メキシコ経済協議会にはペニャ・ニエト大統領が出席した。

経団連一行は、今回の安倍首相に同行しての中南米訪問を通じ、6億人の人口を擁し、グローバルな製造拠点として、また大型インフラの旺盛な需要地域であり、世界有数のエネルギー資源の供給地域でもある中南米地域の魅力と重要性とともに、各国の対日期待の高さを再認識した。

安倍首相は最後の訪問地ブラジル・サンパウロのビジネス・フォーラムでのキーノートスピーチで、「改革を進める日本を頼れるパートナーにしていただき、中南米諸国と『共に(JUNTOS=ポルトガル語)』発展していきたい」と述べた。また、榊原会長は安倍首相のスピーチを受けて、各国の政府ならびに経済界と「『共に(JUNTOS)』交流の拡大を通じ、日本と中南米諸国との関係強化に努めてまいりたい」との決意を表明した。

このように、今回の訪問は、安倍首相の卓越したリーダーシップのもと、官民が一体となってわが国の総合力を発揮し、中南米諸国とわが国の交流に新たなページを開くものとなった。

【国際協力本部】