Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2016年2月18日 No.3258  企業の社会貢献で集中討論 -社会貢献担当者懇談会が合宿勉強会を開催

左から山ノ川座長、金田座長

経団連の社会貢献担当者懇談会は4、5の両日、山梨県富士吉田市の人材開発センター富士研修所(富士Calm)で、20名の参加者を得て合宿勉強会を開催した。

同会合では社会貢献担当者の関心の高い(1)災害対応(2)寄付文化の醸成(3)2020年オリンピック・パラリンピック――という3つのテーマについて、最近の動向や各社の事例などを題材に集中討議した。

  1. (1)「今後の災害対応を担う組織の動向と企業の考え方」では、東日本大震災の被災者・被災地支援の経験を振り返りながら、金銭寄付や物品提供の対応に話が及んだ。

  2. (2)「寄付文化の醸成をめぐる動きに対する企業の考え方」では、寄付をめぐる昨今の社会的動向について説明を受けた後、各社の寄付対応方針などの紹介があった。

  3. (3)「2020年のオリンピック・パラリンピックに向けた取り組み」では、社員ボランティアや実業団を活用した社会貢献プログラムなどについて議論を行った。

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全体を通して、担当者が抱える悩みや問題意識に対し、他の参加者からアイデアや自社の経験が披露され、社会貢献活動の企画・運営につながる知見が共有された。また、懇親会を含め、合宿を通じて参加者間で情報収集やネットワーク形成といった活発な交流が行われた。

参加者間では活発な討議が行われた

【政治・社会本部】