Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2016年9月8日 No.3284  サウジアラビアのアルファレ・エネルギー・産業・鉱物資源相、アルカサビ商業・投資相と懇談 -中東・北アフリカ地域委員会

左から米倉名誉会長、アルファレ・エネルギー・産業・鉱物資源相、
アルカサビ商業・投資相、石飛中東・北アフリカ地域委員長

経団連の中東・北アフリカ地域委員会(木村康委員長、石飛修委員長)は2日、東京・大手町の経団連会館で、石飛委員長の進行のもと、サウジアラビア王国のカーリッド・アルファレ・エネルギー・産業・鉱物資源大臣、ならびにマジッド・アルカサビ商業・投資大臣との昼食懇談会を開催した。

アルファレ大臣は、サウジアラビアは日本にとって最大のエネルギー供給国であり、長年の経済関係に裏打ちされた強固な信頼関係を今後も継続したいと述べた。アルカサビ大臣は、今後も戦略的な視点に基づいた二国間協力を深めていきたい旨述べた。アルファレ大臣の発言概要は次のとおり。

サウジアラビアの経済開発評議会は、今年4月に2030年までの経済改革計画「ビジョン2030」を発表した。同計画は、石油の将来的な供給減に備え、石油依存型経済からの脱却を図り、経済の多角化を推進しようというもので、油価の動向には関係なく実施されるものである。

サウジアラビアは日本にとって最大のエネルギー供給国であり、両国関係はすでに大変良好である。同計画の実施にあたり日本・サウジアラビア両国が協業することにより、二国間関係はより強固なものになる。日本企業とは、鉱業に加え、石油ガス、石油化学産業などのダウンストリーム事業、また太陽光、風力発電をはじめとする再生可能エネルギー分野等において協力し、産業を振興していきたい。

サウジアラビア政府としては、事業の実施にあたり、高い透明性とグローバルスタンダードに立脚したビジネス環境を日本企業の皆さまに提供していきたい。

【国際協力本部】