Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年4月20日 No.3313  榊原会長がスペイン国王フェリペ6世訪日記念朝食懇談会、日本・スペイン経済合同会議に出席

経団連の榊原定征会長は6日、都内で開催されたスペイン国王フェリペ6世訪日記念朝食懇談会(スペイン投資局主催)および第26回日本・スペイン経済合同会議(日本商工会議所主催、経団連ほか後援)に出席した。各会合の概要は次のとおり。

スペイン国王フェリペ6世(中央)と出席者(写真提供:駐日スペイン大使館)

朝食懇談会には、日本側から榊原会長をはじめ佐々木幹夫日西経済委員長・日本商工会議所特別顧問や、スペインとのビジネス拡大に意欲的な日系企業代表など16名が出席した。スペイン側からは、フェリペ6世国王のほかゴンサロ・デ・ベニート駐日スペイン大使、マリア・ルイサ・ポンセラ・スペイン経済競争力省商務担当副大臣、ホアキン・ガイ・デ・モンテジャ・スペイン経団連(CEOE)副会長ら8名が出席した。

榊原会長はあいさつで、近年スペイン経済が好調を維持するなか、日本からの投資は年々増加基調を保っており、多数の進出日系企業がスペイン経済の一員として活動していると述べたうえで、今年7月には経団連ミッションをスペインに派遣する予定であり、両国関係のさらなる強化に貢献したいと表明した。

日本側の出席者は、各社のスペインにおける活動状況や今後の展望、スペインを通じたラテンアメリカ等第三国市場へのビジネス展開に向けた取り組みなどを紹介した。

日本・スペイン経済合同会議で祝辞を述べる
榊原会長(写真提供:日本商工会議所)

続いて、国王臨席のもと開催された日本・スペイン経済合同会議には、両国の企業・政府関係者、学識経験者等400名以上が出席した。開会式では、佐々木日西経済委員長、ホセ・マヌエル・エントレカナレス西日経済委員長によるあいさつに続き、国王、石原伸晃内閣府特命担当大臣、アルフォンソ・マリア・ダスティス・ケセド・スペイン外務・協力大臣、榊原会長が祝辞を述べた。

両会合を通じて、世界的に反グローバリズム、保護主義的な動きに懸念が深まるなか、自由で開かれた経済を志向する共通の価値観を持った両国が経済関係を一層発展させていく必要があること、そのためにも、日EU EPAの早期大枠合意が重要であることで見解の一致をみた。

【国際経済本部】