Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年8月10日 No.3327  2017年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計) -478社平均4586円、アップ率1.81%

経団連は8月9日、2017年春季労使交渉における中小企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。

同調査は、原則として従業員数500人未満の中小企業17業種741社を対象に、全国の地方別経済団体の協力により実施した。今年の最終集計は、妥結した497社のうち、集計可能な478社における月例賃金の引き上げ結果をまとめたもの。総平均額は4586円・アップ率1.81%(昨年の最終集計4651円・1.83%)で、3年連続の4500円超え、1.8%超となった。

業種別では、製造業の平均額は5073円・アップ率は1.96%(昨年の最終集計4964円・1.90%)で額・率ともに昨年を上回った。一方、非製造業の平均額は3826円・アップ率は1.57%(同4097円・1.68%)で、昨年をやや下回った。

規模別では、「300~500人未満」は4563円・1.78%(昨年の最終集計比マイナス336円・マイナス0.11ポイント)と昨年より下がったものの、「100人未満」は4348円・1.80%(同88円・0.09ポイント)、「100~300人未満」は4654円・1.85%(同152円・0.06ポイント)となり、額・率ともに昨年を上回った。

【労働政策本部】