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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年4月4日 No.3403 イノベーションの力で日中共通の課題解決を -中西会長が北京市長と懇談

講演する中西会長

経団連の中西宏明会長は3月23日、中国・北京市を訪れ、北京市の陳吉寧市長と会見し、日本が推進しているSociety 5.0の取り組みについて意見交換を行った。

中西会長は、陳市長およびイノベーション・財政を担当している林克慶副市長らと会見し、「社会課題解決を実現させるためにはイノベーションが重要である。日中共通の社会課題もあるので、ディスカッションをしながら、新しいコンセプトをともに進めていくことが大切で、ともに発展していきたい」と述べた。

これに対して陳市長からは「北京市は国際基準に沿って、より開放的かつ革新的で活力ある環境都市を構築していきたい。日本が推進するSociety 5.0に興味を持っており、参考にしたい」などの発言があった。

その後、北京国際講堂において、北京政府要人に向け、中西会長が「Society 5.0 for SDGsの推進」と題した講演を行った。

質疑応答では「Society 5.0実現に向けた課題は何か」や「日本における医療費増大への対策はどうしているのか」「北京も日本と同じように高齢化が進んでいるが、健康問題や医療、養老はどう対策していくのか」など活発な質問が出された。中西会長は「Society 5.0は政府の方針として制定しているが、企業も一体となって取り組んでいく必要がある」「医療費抑制にはデータを活用した予防、未病が重要である」などと説明した。講演の最後には、陳市長から中西会長に「北京国際講堂感謝証書」が授与され、大きな拍手が送られた。

【秘書室】

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