Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年6月13日 No.3411  「Society 5.0 for SDGs」の実現に向けて経団連・東京大学・GPIFの共同研究をスタート

國部副会長(中央)と五神東大総長(右)、髙橋GPIF理事長(左)

経団連は6月10日、東京大学・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と、「Society 5.0 for SDGs」の実現に向けて、「Society 5.0」と「ESG(環境・社会・ガバナンス)投資」とを結びつけるべく共同研究を行うことに合意し、経団連から國部毅副会長、東京大学から五神真総長、GPIFから髙橋則広理事長が出席し、共同記者会見を行った。共同研究の趣旨は次のとおり。

■ 共同研究の趣旨

経団連では、デジタル革新とサステナビリティーが融合した日本発のコンセプト「Society 5.0 for SDGs」の実現を推進している。また投資家サイドでは、投資とサステナビリティーが結びついた「ESG投資」への関心が急速に高まっており、責任投資原則(PRI)に署名する機関は約2400、その総運用資産額は約6600兆円以上ともいわれている。

こうした状況を踏まえ、今般、経団連、東京大学、GPIFの3者が連携し、「『Society5.0の実現』と『ESG投資』を結びつけ『SDGsの達成へ』とつなげる」共同研究を立ち上げることとした。その目指す方向は、6600兆円以上といわれるESG投資により、Society 5.0推進企業の取り組みを後押しし、革新的・破壊的イノベーションと持続的な企業価値の向上を一層加速させ、2030年のSDGsの達成を迅速かつ確実なものにすることである。Society 5.0とESG投資を車の両輪として、SDGsを達成することを目指す。

【ソーシャル・コミュニケーション本部】