経団連は７月３１日、東京・大手町の経団連会館で防衛産業委員会（泉澤清次委員長）の２０１９年度総会を開催した。冒頭、泉澤委員長があいさつし、「委員各位と協力し、防衛産業の強化に努めていく」との決意を表明した。また、昨年１２月に決定された新たな防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画の着実な実現を図るべく、提言の取りまとめや関係省庁との意見交換を行っていくとの活動計画が報告された。

記念講演会では、防衛装備庁の外園博一防衛技監が「防衛装備庁における研究開発について」と題し講演した。外園氏は、従来の陸・海・空に加え、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域においても研究開発を推進していくことを表明した。あわせて、研究開発の迅速化・効率化、オープンイノベーションの活用についても強調した。

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総会終了後に開催された記念パーティーには、岩屋毅防衛大臣、山下貴司法務大臣、片山さつき内閣府特命担当大臣、原田憲治防衛副大臣、阿部俊子外務副大臣、関芳弘経済産業副大臣、秋元司環境副大臣をはじめ、国会議員、政府関係者、有識者、国内外の企業関係者ら約２００名が参加した。あいさつに立った岩屋防衛相は、「経団連からは先般、官民連携を積極的に進めていくこと等を内容とする力強い提言をいただいた」と述べたうえで、産業界との一層の協力強化についての意欲を表明した。

【産業技術本部】