Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年4月7日 No.3540  十倉会長がドバイ万博を視察

日本館視察の模様

経団連の十倉雅和会長は3月19日、アラブ首長国連邦・ドバイを訪問し、2025年日本国際博覧会協会会長として「2020年ドバイ国際博覧会」(ドバイ万博)を視察した。

ドバイ万博は、新型コロナウイルスの影響を受けて約1年延期され、21年10月1日から22年3月31日までを会期とし、「Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」をテーマに191カ国が参加した。

十倉会長は、若宮健嗣国際博覧会担当大臣と共にハムダーン皇太子ならびにナヒヤーン ドバイ国際博覧会政府代表/寛容・共存大臣と面会。万博を通じてホスト国として得た知見等について聴いたほか、2025年大阪・関西万博の開催に向けた助言を受けた。

また、ナショナルデーイベントに参加するとともに、日本、フランス、フィンランド、ウクライナ、ガボンのパビリオン、およびドバイに本拠を置く港湾管理会社DPワールドのパビリオン等を訪問し、各国や企業の工夫が凝らされたコンテンツを見学、体験した。

日本館では、「Where ideas meet(アイデアの出会い)」をテーマに、日本のさまざまなコンテンツを最新のテクノロジーで展示。来場者には専用のスマートフォンとイヤホンが貸与され、日本の歴史、文化や技術等について映像等と合わせて説明を聴くことができる。最後は、来場者がシアターに集合し、記録された行動データに基づき、自身のアバターがスクリーンに投影される仕組みとなっている。十倉会長らは、多様な個性や感性を持つ来場者の「出会い」によるアイデアの交流を体感するとともに、大阪・関西万博のPRに向けた展示を見学。また、日本館の敷地内に出店するすし店で食事を取り、ハラルの食材を使用した料理を試食した。

一行は、今回の訪問を通じて、世界各地の英知を集めた万博の魅力を再確認するとともに、次回ホスト国として会場運営等について一層の理解を深めた。

経団連は、今回の訪問を活かし、大阪・関西万博の成功に向けた機運醸成等の取り組みをさらに加速する。

【総務本部】