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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年7月7日 No.3551 第17期「経団連グリーンフォーラム」開講

大橋氏

大久保氏

経団連事業サービス(十倉雅和会長)は6月8日、東京・大手町の経団連会館で、ミドルマネジャー向け年間研修「経団連グリーンフォーラム」(チーフアドバイザー=大橋徹二経団連副会長・コマツ会長)の第17期(受講者53名)の開講式を行った。

冒頭あいさつした大橋氏は、「世界では、ロシアによるウクライナ侵攻や米中の対立があり、『Gゼロ時代』などといわれている。また昨今、価値観が多様化し、物事を明確に評価することが難しくなっている。そうしたなか、企業が生き残り、成長していくうえで、トップと現場の両方に近く、その間をつなぐミドルマネジメントの役割は最も重要である」と指摘。「研修を通じて自らの人間力と業務実践力を磨き、自己を変革しながら強いミドルマネジャーに成長することを期待している」と激励した。

次いで、アドバイザーの大久保幸夫氏(リクルートフェロー・職業能力研究所代表取締役)が登壇。「皆さんは会社から嘱望され、将来のリーダーとして、もう一回り大きく成長することを期待されている」と述べた。そのうえで、「体系的に設計されたこの講座を通じて、リーダーとしての新たなマインドセット(心構え)をつくるとともに、身につけたスキルをすぐに職場で実践してもらいたい。それが『リスキリング』(職業能力の再開発)ということである。さらに、受講者同士、互いに刺激し合い、学び合うことができるのも特徴であり、この機会を大いに活用してほしい」とのメッセージを寄せた。

また、2021年度の修了生からは、「講師の助言によって、漠然と考えていた自分自身のキャリアに対する覚悟が芽生え、今後の道筋とやるべきことが明確になった」(住友三井オートサービス 小野哲徳氏)、「マインド系とスキル系の内容をバランスよく学ぶことができる。必要な業務知識をその都度身につけるのとは異なり、職種を問わず、仕事をしていくうえで必要となる汎用性のある知識を習得できた」(日本郵船 横田愛氏)など、受講の感想が披露された。

その後、出席した受講者は、自己紹介とともに参加の抱負などを語った。

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経団連グリーンフォーラムは、次世代リーダーの育成を目的とした約9カ月間の年間研修。ロジカル・コミュニケーション、キャリアデザイン、ビジネス・ネゴシエーションなど、各種の講義と演習、討議等を通じて、実践力や変革力を磨くほか、異業種交流による人脈形成を促進する内容となっている。

【経団連事業サービス】

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