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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年8月11日 No.3556 現役トップアスリートの就業マッチング制度「アスナビ」説明会を開催


(写真はいずれも©フォート・キシモト)

日本オリンピック委員会(JOC、山下泰裕会長)は経団連の後援のもと、7月20日に味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で、JOCが推進する就職支援制度「アスナビ」の説明会を開催した。

同制度は、安心して競技に取り組める環境を望む現役トップアスリートと、採用を通じて社内に新たな活力を期待する企業のマッチングをサポートするもの。2010年の制度発足以降、これまで約200社、300人を超えるトップアスリートが同制度を通じて就職している。今回の説明会には、コロナ禍にもかかわらず28社の企業の人事担当者が参加した。

冒頭、JOCが、同制度の特徴や実際にアスリートを雇用した企業の実例等を紹介した。その後、柔道全日本男子前監督の井上康生氏が「オリンピアン応援メッセージ」として、「各競技レベルの向上にあたっては、競技そのものの鍛錬だけではなく、社会人としてのさまざまな経験も競技力向上に十分活かされる」という経験を語るとともに、企業側にアスリートの就業支援に対する理解と協力を求めた。

当日は、フェンシングをはじめ、カヌー、トライアスロン、水球、スキーモーグル、パラ馬術と、それぞれ世界レベルの技量と人間力を有する現役トップアスリート9人がプレゼンテーションを行い、自身の競技にかける“熱い想い”や、就職後に活かせる強みなど、競技映像を交えてアピールした。その後の参加者との交流会でも、オープンに意見を交換した。

東京オリンピック・パラリンピックから1年が経過し、一時期のムーブメントの収束や経済の先行き不透明感とも相まって、足元ではアスリートの雇用をめぐる環境は厳しくなっている。他方、だからこそ、日本を元気づける「スポーツの力」は一層求められる。経団連は、引き続き、JOCの取り組みに協力していく。

なお、JOCはアスナビ説明会を今後も月1回、開催する予定である。今後のスケジュール、アスナビの詳細とQ&A、採用実績企業一覧、就職を希望する選手の紹介等については、JOCウェブサイトを参照いただきたい。

問い合わせ先
日本オリンピック委員会キャリアアカデミー事業
※ JOCウェブサイト「アスナビ」について
https://www.joc.or.jp/about/athnavi/

【総務本部】

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