アジア太平洋地域や国内の自然保護プロジェクトを支援する事業


日本経団連自然保護基金/経団連自然保護協議会


支援プロジェクト2003

支援プロジェクト2003

インドネシア

1. 東カリマンタン州のオランウータンの保護・調査プロジェクト
野生オランウータンは、近年急速にその分布域を狭めている。生息地のクタイ国立公園内で、社会・生態学的研究、違法な伐採や密猟のパトロール、保護施策立案のための生息分布の実態調査およびクタイ北部石灰岩山森林地帯での保護計画を提唱をする。
実施団体
日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会/日本
http://orangutan.infoseek.livedoor.com/
2. 西ジャワ環境教育村における環境教育
ジャカルタから70km離れたボゴールに日本外務省の支援によりRMIが建設した施設を活用し、青少年対象の環境教育手法の開発、コミュニティーの組織化、若者との対話などを行う。
実施団体
RMI the Indonesian Institute for Forest & Environment/インドネシア
3. インドネシア村落における環境保全と生活向上推進プログラム
西ジャワ州のルイ・ジャマン村にて、環境意識の向上とマイクロ水力発電を用いた住民の生活向上を一体化したプロジェクトを引き続き実施し、さらに南スマトラ州のシビン村において同様の事業を新たに展開する。
実施団体
インドネシア環境教育プロジェクト実行委員会/日本
4. コモド国立公園での経験を生かしたフローレス海およびバンダ海のエコリージョンにおける海洋保護区内の優先地域でのネットワークの形成
当地域のサンゴ礁は卓越しているが、破壊的な漁法などによる脅威に晒され、またエルニーニョによって白化現象がおきている。最先端の保全戦略を活用し、海洋保護区ネットワークを構築する。
実施団体
The Nature Conservancy, Costal and Marine Program- Indonesia/米国
http://nature.org/

タイ

5. スズ鉱石採掘によるタイ・マレー半島海岸域の環境汚染修復と改善活動
採掘のための森林伐採、採掘跡地の放置、鉱石の加工用水の垂れ流し等により、地域の生態系が大きく悪化。生態系への影響調査と採掘状況を調査し、生態系回復策を検討、実施する。本年度はタイ南部、ナコン・シ・タマラートを対象とする。
実施団体
社団法人国際海洋科学技術協会/日本
http://member.nifty.ne.jp/jimstef/
6. ナコン・シ・タマラート地区「緑の絨毯作戦」第2期計画
マングローブ林はエビ養殖池への転換のため、30年間に半減した。1998年〜2002年の第1期再生計画の後を受け、2003年度より保育も含めた3年計画の第2期植林事業を開始する。
実施団体
マングローブ植林大作戦連絡協議会/日本
http://www.alles.or.jp/‾mangrove/
7. 流域住民の知見による魚の回遊に関する調査
メコン河には1,000種以上の魚類が生息。 深い知見を持つ住民からのインタビュー、魚類データ収集などを実施し、メコンの開発と生物多様性保全の関係に科学的裏付けによる予見を提供する。
実施団体
メコンウオッチ/日本
http://www.mekongwatch.org/
8. ランプーン県コミュニティー環境センターと自然資源保全活動
すでに旧小学校を活用して環境センターを設置したが、これを中心に学校およびコミュニティーが協力して環境活動を推進し、地域の自然資源の回復を図る。
実施団体
ケア ジャパン/タイ
http://www.carejapan.org/

フィリピン

9. 生物多様性保全のための環境学習と森林の再生
マニラの水源地ビグナイ地区では、これ以上森林が減少すると、高地・低地の生活不安や水不足が起きる。地元住民による水源林再生と環境教育を通じ、生物多様性、土壌・水資源の保全を行う。
実施団体
ICA文化事業協会/日本
http://www.icajapan.org/
10. ネグロス島の森林破壊の詳細調査と再生計画立案
ネグロス島では森林被覆率が95%から4%に、マングローブ林も1万3,000haから500haに激減。GISを用いて資料を整備し、森林再生プログラムの立案、実施体制の構築を行う。
実施団体
イカオ・アコ/日本
http://www.lec.netnfu.ne.jp/green/
11. 熱帯林住民に対する椰子殻炭をもちいた植林事業
ケソン州を流れるリアル川の水源林は荒廃し、森の住民の生活は極端に疲弊している。椰子の殻を素材とする炭を生産して雑木の乱伐を防ぎ、さらに植林5カ年計画を実施する。
実施団体
観照ボランティア協会/日本
12. パラワン島エルニドの自然保護戦略としての住民ベースのエコツーリズム
エルニドは生物多様性が豊かで、保護区が設定されているが、人口増と貧困から自然資源の乱獲が恒常化している。そこで、エコツーリズムを導入し、伝統技術や特産材料を生かした産業を興し、展示用・アトラクション用施設の充実を図る。
実施団体
El Nido Foundation, Inc./フィリピン

ベトナム

13. シュアン自然保護区での住民参加による自然保護管理
ここはベトナム初のラムサール条約保護湿地。養殖池・農地造成のためマングローブ林が破壊され、9種類の絶滅危惧種を含む水鳥の越冬地・中継地は危機的状況にある。地元住民主導による保護管理活動を推進する。
実施団体
BirdLife International in Indochina/ベトナム
14. 生物多様性保全のためのベトナム産海藻図鑑の作成
ベトナムの藻場は、ホテルや海岸道路建設により急減。しかし、海藻相の調査はほとんど行われていない。そこでニャチャン、コンダオ等で海藻の採取・調査を行い、図鑑を作成する。
実施団体
国際湿地保全連合日本委員会/日本
15. ベトナム・ダンフォン村における環境教育事業
ベトナム中部山岳地帯のダンフォン村は、経済自由化政策および人口急増により、森林が急減。森林を保全しつつ、持続可能な農林業を営む重要性を現地農民に説き、その実践を促す。
実施団体
日本国際民間協力会/日本
http://www.kyoto-nicco.org/
16. メコンデルタ南東部Ha Tien平原の湿地保全
サイトは草地、森林、沼沢、石灰岩山など多様な景観を有し、生物多様性は豊かであるが、人間活動による脅威に直面。ユーカリの大規模植林は土壌酸化と水質汚染を残して失敗。そこで、新たな湿地保護区域を設けるための調査・地図作りを行う。
実施団体
国際鶴財団/米国
http://savingcranes.org/

カンボジア

17. キリロン国立公園での環境教育と住民ベースのエコツーリズム
プノンペンから120kmのキリロン国立公園は、周囲の緩衝地帯で急激な森林伐採が進んだため、生物多様性の最後の拠点となった。保全にはエコツーリズムによる収入が重要で、拠点開発、研修、公園ビジターセンターへの協力等を行う。
実施団体
Mlup Baitong/カンボジア
http://www.mlup.org/
18. 政府およびコミュニティー主導の法規制によるカンボジア南西部ゾウ回廊の保護
カンボジア政府は2002年、CIと覚書を締結し伐採・狩猟を禁止する40万haのカルダモン山脈中心部森林保護区を設立。さらに海岸線までの160万haに保護区を広げ、ゾウの移動ルート内包をめざし、保護区境界のパトロール、レンジャーの支援等を行う。
実施団体
Conservation International/カンボジア
http://www.conservation.or.jp/

マレーシア

19. ボルネオ島Ulu Tungud州高地ヒース林における生物多様性の保全
この高地ヒース林にはゾウ、オランウータンが生息しているが、人間活動、火災、資源枯渇により脅かされている。GECはサバ州等の求めに応じ、この森林の潜在的経済価値を調査して生物多様性地図を作成し、関係者の生態系管理能力の開発に貢献する。
実施団体
Global Environment Centre/マレーシア
20. ボルネオの湿地における生物多様性保護のための地域開発
コタキナバル鳥類保護区は環境が悪化。湿地生態系・自然保護区の重要性を周辺住民に理解してもらうために、環境教育を通して湿地の賢明な利用法と自然資源の持続可能な開発方法を探る。
実施団体
WWF-Malaysia/マレーシア

東チモール

21. 東チモール育苗センター
首都ディリより西へ40kmのリキシャ県のマングローブ林は破壊された個所が多々あり、また東チモール全体でも森林の減少が顕著。育苗センターを建設し、長期戦略の下で植林に着手する。
実施団体
オイスカ/日本
http://www.oisca.org/

ブルネイ

22. ブルネイにおける原生マングローブ林の保全および湿地と生物多様性に関するパブリックアウェアネス
国土の80%が熱帯林と湿地林。しかし、環境意識は低く、保全への取り組みは遅れている。そこで、環境教育、国際マングローブ会議開催等を行いマングローブ林保全策の早期策定を促す。
実施団体
ラムサールセンター/日本
http://homepage1.nifty.com/rcj/

ラオス

23. 共有林保全と地域社会の自立をめざした農村複合プロジェクト
国土の70%が森林であったが、今や48%。しかし、人々の生活は森林に依存し、政府は森林資源、水力発電による外貨獲得をめざし、自然環境に深刻な問題が起きている。また、農民の貧困化も進行。共有林づくりや持続可能な農業の実践等を支援する。
実施団体
日本国際ボランティアセンター/日本

中国

24. 黒龍江省Baoqing(宝清)郡の湿地保護区域における生物多様性の向上
当保護区は中国東北部の生物多様性保全に重要な役割を果たしているが、不十分。そこで、当局者への環境教育、希少植物のためのガーディン建設および生物多様性の調査研究を続ける。
実施団体
Chinese Society of Agro-ecological Environment Protection/中国
25. 河北省豊寧県植樹造林、沙漠化防止プロジェクト
少ない降雨量の一層の減少、過放牧等により沙漠化が進行し、河北省の水源、さらに韓国、日本等に悪影響を及ぼしている。そこで、植林活動を行い、環境保護教育・研修を通じて住民の環境保護意識を高め、持続可能な発展、生態系回復をめざす。
実施団体
中国国際民間組織合作促進会/中国
http://www.cango.org/
26. 呼倫貝爾(ホロンバイル)地域植林プロジェクト事業
内蒙古の海拉爾(ハイラル)市は草原退化、土壌流失などによって生態環境が悪化。林地面積を1万8,000ha増やし、森林被覆率を8%から20%にする植林計画を立案し、植林活動と環境教育を継続実施する。
実施団体
呼倫貝爾地域緑化推進協力会/日本
http://www7.gateway.ne.jp/‾fuozawa/hurunboil.htm
27. オリン自然保護区における植生の保護・回復
内蒙古のオリン村では沙漠化が進行し、村民の生活が脅かされている。在来植生の一層の減少が懸念されるので、地元政府から120haの土地を借り受け、植生の保護・再生に取り組む。その試験・観察結果を地域農牧民に公開し、啓発する。
実施団体
沙漠植林ボランティア協会/日本
http://homepage2.nifty.com/sashoku/
28. 黄砂防止における植林活動の調査
黄砂問題に焦点を当て、在日中国人留学生、日本人学生、中国現地学生の共同参画の形で、ホルチン沙地における日本の植林団体の活動を調査して、日中学生間の連携を樹立するとともに調査結果を公表する。
実施団体
ユースボウル・ジャパン/日本
http://www.ybi.gr.jp/ybj.htm
29. 多様性のある森林再生のモデルづくり
中国の黄土高原は土壌浸食と沙漠化が深刻。最近は地下水まで枯渇化。自然に再生した森林を模して、単一樹種の一斉造林ではない多様性のある植林を大同市南部で進める。そのための育苗・植栽方法を確立し、苗床も整備して、モデルとなる森林をつくる。
実施団体
緑の地球ネットワーク/日本
http://member.nifty.ne.jp/gentree/

パキスタン

30. パキスタン北部高地の固有植物遺伝資源の地域社会に立脚した保全
パキスタン北部は植物遺伝資源の宝庫。しかし、薬用植物は乱獲や病害などの原因で喪失の危機にあるので、地域社会の福祉向上に配慮した地域住民による薬用植物の保全を図る。(地域自ら栽培、品質管理、国内販売する体制の確立等)
実施団体
海外植物遺伝資源活動支援つくば協議会/日本
31. エコツアーによる環境ジャーナリストのキャパシティビルディング
環境ジャーナリストをエコツアーに招き、環境と持続可能な開発に関する有用な情報を発信させ、企業や地方政府、利害関係者への啓蒙を図り、大衆に生物多様性保全の重要性を広める。
実施団体
WWF-Pakistan/パキスタン

インド

32. 南インド沿岸の貧困社会における生物多様性保全のための子供達の運動
この沿岸地域は極度の水不足で緑が減少し、地下水も塩分が濃い。特有の草本による健康法の伝統があったが、こうした知識も生物多様性も失われた。子供の好奇心と熱心さを活用し、これらの復活をめざす。
実施団体
Foundation for Sustainable Development(India)Division:International Ocean Institute Operational Center/インド
33. 薬用植物と生物多様性の保護
インド中部アンドゥラプラディシュ州のクダハ森林は、燃料用・商業用の森林伐採で被覆率が低下。多くの薬用植物種が絶滅の危機にある。そこで、森林保護委員会を組織して、森林を管理するプログラムを引き続き推進する。
実施団体
Health, Education and Economic Development Society/インド

バングラデシュ

34. コックスバザールのハーバング地域における住民参加型の丘陵森林生態系および生物多様性の保全
サイトはチッタゴン市から南90kmに位置し、生物多様性豊かな3,700haの半常緑の森林が広がる湿地帯であるが、燃料用や商業用の伐採、農地拡大で危機的状況にある。住民の主体的な参加で森林資源管理の教育や植林活動を進め、生態系を保全する。
実施団体
Bangladesh POUSH/バングラデシュ

ネパール

35. バルワ村のコミュニティーフォレスト指導事業
長年の森林伐採により首都近郊のバルワ村の林地は随所で崩壊。現地指導や担当者の招聘を通じ、基本的な育林・造林方法や技術を伝え、現地に即した森林文化の醸成と人材育成に貢献する。
実施団体
熊野森林文化国際交流会/日本
http://www1.ocn.ne.jp/‾kifajap/
36. 野生のコメの種子保存と湿地の管理
ネパール中部Ajingara Tal 湿地は生物多様性への配慮を欠いて利用されている。同湿地にて、野生米の調査、資源の利用や資源への依存に関する社会経済的調査、湿地の価値についてのキャンペーンと回復事業および侵入外来種の除去などを実施する。
実施団体
IUCN-The World Conservation Union(Nepal)/ネパール
http://www.iucn.org/

モンゴル

37. モンゴルにおける野生生物保全管理方法向上への支援
モンゴル政府は野生生物保護に関心を示し始めている。そこで、現地の自然保護区職員、研究者、学生に保護調査の方法や環境教育を実施し、ツルの保護を通じて湿地保全の重要性を理解させる。
実施団体
日本野鳥の会/日本
http://www.wbsj.org/

ブータン

38. 学校を基盤とする78の自然クラブに対する環境教育支援
ブータンは森林被覆率72.5%。しかし、人口は増大し、樹木の燃料利用や過放牧が進み、土壌浸食も生じている。そこで、自然クラブを充実させ、環境教育の普及と人材の育成に努める。
実施団体
Royal Society for Protection of Nature/ブータン
http://www.rspn-bhutan.org/

ロシア

39. ロシア極東ビギン川流域、エコツーリズムに取り組むコミュニティーへのソフト支援と自然に対する負荷の少ないツアーづくりへの協力
当地域は針広混交林で覆われ、野生生物が生育する重要地域。しかし、国営会社の解体により住民生活は混乱・困窮し、乱伐や密猟が助長されている。エコツーリズム導入のための人材を育成し、持続可能な資源管理を支援する。
実施団体
国際環境NGO FoE Japan/日本
http://www.foejapan.org/
40. 極東ロシアにおけるサカツラガンの調査・保護・啓発活動
サカツラガンの繁殖地はロシア、中国、モンゴルの国境周辺で、同地域の自然環境の悪化により、その分布域と個体数は激減。ロシアの共同研究者の協力を得て現地調査、現地住民と狩猟者への啓発活動および国際的な保護ネットワークの立ち上げを行う。
実施団体
日本雁を保護する会/日本

ソロモン

41. アーナボン諸島におけるウミガメの保護
アーナボン島は生物多様性に富み、固有種も多い。長期間にわたるデータの蓄積は生態系の状況を知る上で重要で、カメの生息数の推移に関する比較調査を継続する。その他、自然保護のアウェアネス活動や保護オフィサーの訓練を実施する。
実施団体
The Nature Conservancy, Pacific Division/ソロモン

パプアニューギニア

42. コミュニティー参加による海洋生態系の保全
キンベ湾はサンゴ礁が発達しているが、過剰伐採やオイルパームのプランテーションなどによって土壌流失が起こり、致命的な被害が生じている。そこで、環境教育の実施、自然資源管理エリア設定への働きかけ、環境のモニタリング等の活動を実施する。
実施団体
Mahonia Na Dari Research and Conservation Centre/パプアニューギニア

エクアドル

43. ガラパゴス諸島サンクリストバル、エスパニョラ両島の絶滅危惧固有種の救済復元計画
ガラパゴス諸島では、固有種や自然環境を保護することが必要。サンクリストバル島では高度絶滅危惧種のカランドリニア個体群の保護とミコニアの生育を、エスパニョラ島では島固有のウチワサボテンの生育とモニターなどを実施する。
実施団体
ガラパゴス・ダーウイン研究所/エクアドル
http://www.darwinfoundation.org/

ギニア

44. 霊長類保護を兼ねた熱帯雨林の再生
対象地のモロタ村はギニア中部の熱帯雨林地帯にある。近年、商業伐採などで森林が荒廃し、餌不足で霊長類の数が激減、かつ霊長類による農作物被害が増加。そこで、霊長類の好む果樹を植栽し、農作物の被害の軽減を図り、住民との共生をめざす。
実施団体
サパ=西アフリカの人達を支援する会/日本
http://www.jade.dti.ne.jp/‾supa/

ブルキナファソ

45. サヘル域内の異なった環境下における適正樹種選択による植生回復プロジェクト
対象地であるタカバングゥ村はブルキナファソ国の北部サヘル地域に位置し、毎年の雨量が不安定な上、年間雨量が減少。住民自身の主体的な活動を推進し、植生の回復ばかりでなく、住民の環境に対する意識と技術を高め、砂漠化防止活動につなげる。
実施団体
緑のサヘル/日本
http://www.jca.ax.apc.org/‾sahel/

アジア

46. 2003年世界公園会議のための南アジア準備会議(とくに保護地域の保全に関する経済的側面が焦点)
2003年9月、南アフリカのダーバンで開催される世界公園会議に向けた事前準備のための南アジア地域5カ国のワークショップを支援する。 [IUCN-Asia/タイ]
実施団体
IUCN-Asia/タイ
http://www.rbp-iucn.lk/
47. アジア湿地イニシアティブの構築
マレーシアにて開催された「アジア湿地シンポジウム2001」で採択された「ペナン声明」を、具体的な湿地課題に直面している地域住民と共有し、アジアにおけるアジアのための湿地の賢明な利用とパートナーシップをめざす主体的な行動を展開する。
実施団体
ラムサールセンター/日本
http://homepage1.nifty.com/rcj/
48. ヘラシギの繁殖地・中継地における保全のための活動
ユーラシア最北端のチュコト半島から東南アジア、ニュージランドに至る太平洋西側はヘラシギ等のシギ・チドリ類の渡りの経路。ヘラシギは絶滅の危機に瀕しているので、繁殖地および中継地にて渡りと生態を調査し、種と生息地の保全策の策定に寄与する。
実施団体
日本湿地ネットワーク/日本
http://homepage1.nifty.com/wetland/index.html
49. アジアのNGOのための亜熱帯自然保護フィールド調査研修プログラムの開発
LEADプログラムは、ロックフェラー財団の提唱により国際的な枠組みの中で主として社会人を対象に、開発と環境に関する指導者を育成するものである。当事業では亜熱帯における自然保護に関する研修プログラムをアジアのNGOのために新たに開発する。
実施団体
LEADジャパンプログラム/日本
http://readlead.sfc.keio.ac.jp/LEAD/

その他

50. 北方四島・国後島生態系に関する研究
当地域、とくに海洋は密漁、乱獲および密猟により生態系の破壊が進み、現在危機的な状況にある。そこで、ビザなし専門家交流による現地調査を行い、北方4島全域の保全計画の立案と提案を行う。
実施団体
北の海の動物センター/日本
51. アジア途上国での自然保護TV番組の現地語による放送支援
映像は自然保護・生物多様性の考え方を一般に普及する上で最も効果的な手段。パキスタン、スリランカ、フィリピン、及びネパールにおいてパートナー団体と協力し、無償でNHKの「生き物地球紀行」を放送する。
実施団体
環境テレビトラスト日本委員会/日本
52. 東アジア諸国における環境教育関連組織のデータベース作成
東アジアにおける環境教育分野での協力関係を築くため、各国における主要な関係団体の活動状態を把握し、信頼性のあるデータベースを作成する。本年度はミャンマー、台湾、スリランカ、ラオス、パプアニューギニアが対象。
実施団体
日本環境教育フォーラム/日本
http://www.jeef.or.jp/
53. 企業と生物多様性ハンドブック日本語版および日本企業ケーススタディー調査
Earthwatch Europe、IUCNおよびWBCSDがヨハネスブルグ・サミットで発表した、企業の生物多様性保全活動のガイドラインの日本語訳の作成、日本企業の保全活動事例の調査、および同調査の第5回世界公園会議での紹介などを行う。
実施団体
生物多様性JAPAN/日本

日本

54. 富士山麓湿地保全活動
小田貫湿原は富士山地域で唯一の湿原植物の生育地。しかし、近年周辺からの水供給が減少し、森林伐採等により乾燥化が進む。そこで、植生調査、水源調査、湿地保全整備等を進める。
実施団体
富士宮自然観察の会/日本
55. オオワシの繁殖地・北サハリンおよび越冬地・北海道における生息現状調査
サハリン州は希少猛禽類であるオオワシの一大繁殖地であるが、近年、大規模な油田開発が計画・実施されている。また、越冬地である北海道では、エゾシカ猟用鉛弾の誤食による鉛中毒死の例が急増。繁殖地および越冬地におけるオオワシの現状を調査する。
実施団体
北海道野生生物保護公社/日本
56. 里山の生物多様性保全方策の検討
狭山丘陵ではかつての里山が荒れた状態にある。そこで、植物群落や植物種の分布、植物種と訪花昆虫の関係、歩行性昆虫の分布調査、アズマネザサ群落の性状と生息昆虫および成育する植物種との関係等を調査し、保全策を検討する。
実施団体
トトロのふるさと財団/日本
http://www.totoro.or.jp/
57. 阿寒国立公園および釧路湿原国立公園における生物多様性保全のための啓発普及事業−外来種ウチダザリガニの分布拡大防止
釧路湿原、摩周湖、阿寒湖などでは、水生生物が急激に減少。他方、北米産のウチダザリガニが爆発的に増加し、湖底の撹乱やマリモに対する影響が懸念されている。過去2年間の調査結果をもとに普及啓発事業を実施し、在来生態系の危機を社会に喚起する。
実施団体
阿寒まりも自然誌研究会/日本
58. 国際ワーキングキャンプによる自然環境維持・復元ボランティア育成事業
富士山と阿蘇の2個所で、わが国内外で公募した参加者による約1週間の国際ワーキングキャンプを実施する。富士山ではバッコヤナギの植林による環境復元を行い、将来の樹林化をめざす。阿蘇では草原の野焼きボランティアや防火帯づくりを体験する。
実施団体
日本ナショナル・トラスト協会/日本
http://www.ntrust.or.jp/
59. トキの野生復帰に向けた棚田・里山・水辺環境のモデル構築および地域環境教育
トキは佐渡島において、2006年前後に放鳥、野生復帰の予定であるが、佐渡島の里山の環境は大幅に悪化。トキの住む里山の具体的なモデルを提示し、その半自然生態系の役割を科学的に理解し、自分の手で復元するための住民向け公開講座を開催する。
実施団体
新潟大学農学部附属フィールド科学教育研究センター/日本
http://www.agr.niigata-u.ac.jp/
60. 生き物豊かな福島潟自然学習園の創造と潟の環境保全・普及活動
新潟県の福島潟をベースとする自然学習園で、生物・水生調査やオオヒシクイの食草マコモの植樹などを市民と協力して推進。また、観察会や自然保護の出前授業を実施する。
実施団体
ねっとわーく福島潟/日本
http://www.pavc.ne.jp/‾hishikui/
61. ニホンヤマネ保護のための総合的な研究から環境保全と環境教育への応用化
ニホンヤマネは近年の森林開発や人工林の増加などにより、その生育が危ぶまれている。総合的に研究し、研究成果を活用して保護の具体策と森林保全策を作成し、かつ環境教育に応用する。
実施団体
ニホンヤマネ保護研究グループ/日本
62. 北太平洋において最大の産卵場である屋久島のアカウミガメの保護
屋久島は北太平洋最大のアカウミガメの産卵場で、アオウミガメの日本での上陸北限(両者とも絶滅危惧種)。ウミガメの上陸・産卵、孵化後の行動を保護するため、遮光林の植樹と管理、海浜の清掃、生態調査などを実施し、啓蒙活動を行う。
実施団体
屋久島うみがめ館/日本
http://www.umigame-kan.org/
63. 天売島希少海鳥類等調査
北海道の天売島は、漁業と観光で生活する500人と8種類100万羽の海鳥が共生する世界的にも希少な島。絶滅の危機に瀕するケイマフリ、ウミスズメおよびウミガラスの基礎的な生息実態を調査し、保全の基礎資料とする。
実施団体
天売島海鳥保護対策委員会/日本
64. タンチョウの有害化学物質汚染の現状とその要因の調査
北海道東部のタンチョウは給餌活動の成功により900羽まで回復。しかし、タンチョウの営巣地や給餌場所は農耕地や牧場に接近し、有害物質が体内に取り込まれるおそれがある。その体内蓄積状況を把握し、行動を追跡して、今後の対策を検討する。
実施団体
タンチョウ保護調査連合/日本
65. 西表国立公園におけるウミガメ類の生息および上陸・産卵状況の調査
西表国立公園の西部地域はウミガメ類の重要な生息域。しかし、当地域でも上陸・産卵回数および頭数が減少。その原因を特定するため、ウミガメ類の生物学的な基礎資料を蓄積する。
実施団体
日本ウミガメ協議会(附属 八重山海中公園研究所)/日本
http://www.umigame.org/