アジア太平洋地域や国内の自然保護プロジェクトを支援する事業


日本経団連自然保護基金/経団連自然保護協議会


支援プロジェクト2007

支援プロジェクト2007

(注:枠内は実施団体)

インドネシア

1. インドネシア・東カリマンタン州のオランウータンの保護・調査プロジェクト
東カリマンタン州のクタイ国立公園一帯の低地熱帯林は、かつて森林火災の影響を大きく受けた。この地域の野生オランウータンの社会・生態学的研究を続行し、森林保全パトロール、森林と動植物相の調査を行い、石炭開発が進む北部地帯での国立公園化計画を提唱する。
日本・インドネシア・オランウータン保護調査委員会/日本
http://orangutan.ld.infoseek.co.jp/
2. インドネシア、バンカ・ブリトン州キマル島における絶滅に瀕したタイマイの保護活動
ジャカルタから北北東約300kmに位置するキマル島では、絶滅危惧種のタイマイが年間300巣以上産卵しているが、周辺の漁師によって採取されている。監視員の配置や産卵数・孵化率の調査に加え、海岸を清掃するなどして、保護システムの構築を行う。
インドネシアウミガメ研究センター/インドネシア
3. 自然保護区における環境教育と住民参加型環境保全活動
西ジャワ州ボゴール県プラセダ村周辺集落は自然保護区に隣接し、希少植物種や絶滅危惧種のジャワクマタカなどが分布している。地域住民は生活のために、自然保護区域内で木材の伐採や希少種などの持ち出しを行っている。荒廃の危機に瀕している自然保護区において、住民参加に基づいた環境保全活動を実施する。
(社)日本環境教育フォーラム/日本
http://www.jeef.or.jp/
4. インドネシア・東カリマンタン州におけるオランウータンの脅威評価
東カリマンタン州は、オランウータン等13種の霊長類を誇る生物多様性ホットスポットであるが、人口増加に伴う過剰開発の影響で、生息地の破壊と乱獲が進んでいる。オランウータンの現状調査や生息地破壊による影響評価を通して得られたデータを調べ、オランウータン保護に努める。
IUCN/SSC Primate Specialist Group/スイス
http://www.primate-sg.org/
5. 北スマトラDeli Serdang地方の渡り鳥繁殖地におけるマングローブ再生
北スマトラ東海岸では、観光開発やエビ養殖地開発によるマングローブ林伐採が原因で、生態系や様々な生物の生息地が失われている。バードライフ・インターナショナルからIBA指定されている同海岸において、地域と一体となった植林活動や保全意識の強化を進める。
Yayasan Akasia Indonesia/インドネシア

タイ

6. ナコンシタマラート地区緑の絨毯作戦第三期計画(タイ)
タイ南部のマングローブ林は、エビ養殖池への転換のための伐採で4,000haが減少。生態系と生物多様性を取り戻し、地域漁民の生活向上を図るため、98年より毎年約100haの植林を実施し、事業効果測定や植林サイトのCO2吸収実証調査も継続している。
マングローブ植林大作戦連絡協議会/日本
http://www.alles.or.jp/‾mangrove/
7. 北タイと東北タイ国境地域における環境教育ネットワーク ―子ども参加型環境教育カリキュラムを用いたアプローチ―
里山崩壊と地質劣化の深刻な東北タイ国境地域にて、タイ北部において培ってきた環境教育の成果を反映させ、環境保全活動を実施できる体制を整える。住民自らが参加することで、持続可能で現地コミュニティーの自発的な問題発見と解決能力を向上させる。
Raks Thai Foundation/タイ
http://www.raksthai.org/

フィリピン

8. フィリピン ルソン島 シエラマドレ北東部におけるフィリピン鷲の調査および保全プロジェクト
フィリピン鷲はルソン島、ミンダナオ島などに生息している珍鳥だが、現在では原生林の開発により生息地を喪失し、絶滅の危機に瀕している。シエラマドレ北東部に生息している個体群について優先的な研究調査課題に取り組み、その調査を通じて包括的管理、保護計画の進展に寄与する。
コンサベーションインターナショナル/米国
http://www.conservation.org/

ベトナム

9. スクール・ガーデン建設を通した小中学生と教師達の実践的な環境教育プログラム
ベトナム北西部の標高1000mの山岳地帯に位置するドゥンサンは同国の中でも最貧コミューン地域である。現地のハモン族は識字率が低く、出生率が高い。スクール・ガーデンの造成を通じて、子供および教師を対象に環境教育やコンポスト製造技術を教え、地域の環境意識を高める。
(特)ICA文化事業協会/日本
http://www.icajapan.org/
10. ベトナム北西部住民参加型農村開発・環境保全事業
ベトナムでは商業伐採が大規模な破壊をもたらし、森林面積は29%まで低下した。ホアビン省タンラック郡内の村でも森林資源などが減少し、化学肥料や農薬、改良種の乱用による農作物の収量の低下、土壌の劣化などが常態化している。住民を巻き込み、植林や環境に配慮した持続的農業を実践し、安定した暮らしの基盤を築くことを目指す。
(特)日本国際ボランティアセンター/日本
http://www.ngo-jvc.net/
11. ベトナム・ニンビン省バンロン自然保護区における絶滅危惧霊長類種保護のためのコミュニティ主導のエコツーリズム促進と学生による調査研究支援プロジェクト
バンロン自然保護区ではシロジリクリーフモンキーなど絶滅危惧に指定されている霊長類が生息しているが、密猟等により個体数は減少。同保護区では省、地元住民、NGOとの間で希少動物等の保全管理のための様々な合意がなされ、協働でシロジリクロリーフモンキーの持続的な保護活動の促進を実施していく。
コンサベーションインターナショナル/米国
http://www.conservation.org/

カンボジア

12. カンボジアKampong Thomにおける地域社会に根付いた森林管理
カンボジア中心に位置するKampong Thomでは過度の開発や森林伐採により生物多様性が減少している。Mlup Baitongでは2003年より開始した森林管理や管理組合の立ち上げの経験を同地区でも活かし、持続可能な生活生計や効率の良い自然資源管理を目指す。
Mlup Baitong/カンボジア
http://www.mlup.org/
13. カンボジア北部オンスール郡における自然資源の再生・有効利用を目指した持続的農業促進活動
カンダール県オンスノール郡周辺は土壌がやせ、米の収穫高は同国平均の半分程度と低い。また、森林資源も人口増加や復興の過度で減少してきている。農村の発展と安定した生活の実現のためには、自然資源を再生、有効活用することが必要不可欠。
(特)日本国際ボランティアセンター/日本
http://www.ngo-jvc.net/
14. エコカルチャーセンターの創設:ブンスナイ遺跡での自然生態系と風土文化保全のための環境教育
プンスナイ村はアンコールワット遺跡の北西70kmに位置し、世帯数91戸、人口473人の小村で、紀元前1000年前の貴重な遺跡がある。この地の自然環境保全と文化財保全の教育を行い、環境と文化に対する意識高揚を図る。活動拠点としてエコカルチャーセンターを創設し、地域社会の啓発、指導を行う。
21世紀の環境・経済・文明研究会/日本

マレーシア

15. マレーシア・サラワク州における熱帯雨林再生のための植林活動
ボルネオ島北部に位置するサラワク州の63%は熱帯雨林が占めており、生物多様性に富む。しかし、近年の伐採や焼畑農業の影響による環境悪化が危惧されている。熱帯雨林を蘇らせるために植林や育林を行い、環境教育を通して自然資源の持続的利用を図る。
(社)日本マレーシア協会/日本
http://www.jma-wawasan.com/

ラオス

16. ラオスにおける映像による環境教育とアドボカシー活動
ラオスは80年代後半から多くの援助や経済開発を受け入れたため伝統的管理を崩し、川や森などの資源劣化につながるケースも見られるようになった。本事業では、ラオス各地の環境問題について同国内で情報発信すると同時に、日本だけでなく中国の市民社会への問題提起を試みる。
(特)メコン・ウォッチ/日本
http://www.mekongwatch.org/

中国

17. 中国・内モンゴル自治区シリンホト市における草原保護プロジェクト、および環境教育の推進
内モンゴルのシリンホト市では近年、過放牧による草原の破壊が進んでいるが、2003年より行政による草原保護のための政策も実施されている。現地NGOと協働で緑化政策に伴う住民向けの環境教育を支援し、植林活動の指導に協力する。また、緑化活動に必要なインフラ整備の企画も行なう。
青森大学大学院 環境科学研究科・付属自然学校/日本
http://www.aomori-u.ac.jp/intro/master/index.html
18. 雲南省「三江併流」世界自然遺産における生物多様性の保全事業
雲南省西北部の「三江併流」は、長江・メコン・サロウィンの三大河川が併行して流れる世界自然遺産。現地の高地少数民族の環境意識を高め、森林文化村づくりなどを通じて、原生林や希少動植物・サクラソウ大群落などを保全管理し、住民の生活安定と持続的循環型社会の形成に寄与する。
アジア緑色文化国際交流促進会(AGA)/日本
19. 呼倫貝爾地域植林プロジェクト事業
呼倫貝爾(ホロンバイル)市は内蒙古自治区の最北端にあり、高木は少なく、丘陵地帯にカバノキ、ポプラなどが生育する。森林被覆率は9%程度で、草原退化、土壌流失および土壌生産力の減少で生態環境は悪化。本プロジェクトは、砂漠化防止のために人民政府の植林事業に協力することを目的とし、生態環境の復活を促がす。
(特)呼倫貝爾地域緑化推進協力会/日本
http://www2.u-netsurf.ne.jp/‾s-juku/ho_greening_top.html
20. 中国大同市における多様性のある森林再生のモデルづくり第三期
大同は北京などの大都市の水源であることから緑化活動が展開されており、1635万本の苗木を5064haに植林してきた。しかし、なお黄土高原では土壌浸食や砂漠化が加速しているため、果樹園の造成を通じて経済基盤を強化し、農村の経済的自立と環境改善の両立に努める。
(認特)緑の地球ネットワーク/日本
http://homepage3.nifty.com/gentree/
21. 阿拉善地域における生物多様性保全と草原再生のモデル事業
内モンゴル自治区阿拉善(アラシャン)地域は、砂漠の侵食により重度に退化した草原地帯である。年間降水量150mm以下で植生比率が2%しかない。スナナツメ、エンジュなどの植林の活動を通じて草原の再生を図り、小学生を対象とする環境教育や住民の自主参加による環境啓発活動を行う。
(特)世界の砂漠を緑で包む会/日本

パキスタン

22. カシミールRawala Kot地域高地の植生と遺伝資源の保全
カシミールRawala Kot地域は薬用植物に恵まれ、多くの企業や採集者の関心を集めているが、2005年9月の地震で多大な被害を受けた。民生向上が急務であるが、特に当該地域の環境維持・向上にかかわる植生及び乱獲が懸念される薬用植物資源の保全を図るための支援基盤を作る。
(特)海外植物遺伝資源活動支援つくば協議会/日本

インド

23. インド・オリッサ州Rushikulya Estuary海岸地域におけるウミガメ、マングローブを中心とした生物多様性保全と環境教育
オリッサ州Rushikulya Estuary海岸は、絶滅危惧種のヒメウミガメの集団繁殖地である。かつてマングローブが生い茂り豊かな生態系が形成されていたが、人為的な改変により生物多様性が著しく低下、自然災害への抵抗力も損なわれている。ウミガメ保護やマングローブ林復元の重要性について徹底していく。
PALLISHREE/インド
http://www.pallishreeindia.org/
24. Andhra Pradesh州Ongole地区でのマングローブ植林計画
Andhra Pradesh州沿岸のマングローブ林はエビ養殖池への転換により伐採され、津波等の自然災害が起こった際の被害が大きい。沿岸地域では地域住民と連携して50kmにわたるマングローブ植林を目標に活動しており、学校では環境教育を実施していく。
Modern Architects for Comprehensive Rural Development/インド
25. Dudhwa国立公園における生物多様性保全のための住民による自然資源管理
生態系豊かなDudhwa国立公園では森林が減少しており、自然環境が脅かされている。ワークショップの開催や環境教育などの活動に、政府関係者から住民レベルまでと幅広く巻き込むことで、地域一体となって持続可能な資源管理を目指す。
Centre for Environment Education/インド
http://www.ceeindia.org/
26. Yamuna川の保全プログラム構築を目指した学校教育と地域住民の意識改革
ガンジス川に注ぐ支流であるYamuna川は未処理の下水や工業排水により、水質汚染が懸念される。そのため、流域の学校や地域を対象に環境教育を行うことで現状を理解してもらい、水質保全に必要な知識や技術を伝える。
Indian Environmental Society/インド
http://www.iesglobal.org/

バングラデシュ

27. バングラデシュMaheshkhali島での地域住民を巻き込んだマングローブ林の保全と再生
Maheshkhali 島は170種もの水鳥が生息する重要地域であるが、エビ養殖池などの無秩序な開発によりマングローブ林が破壊され、自然災害に対して無防備になっている。地域住民を巻き込んでマングローブ林を保全・再生し、津波などの自然の脅威から島を守るとともに、生態系から受ける島民の生計を支援する。
Bangladesh POUSH/バングラデシュ
28. バングラデシュ海岸域の渡り鳥、特にヘラシギに焦点を当てた保全とモニタリング活動
20万羽に上る渡り鳥の越冬地・Noakhali地域は、インドガン、ハイイロガンなど98種の野鳥が確認されている渡り鳥のホットスポットであり、重要な保全地である。絶滅危惧種で数百羽しか確認されていないヘラシギに焦点をあて、住民の意識を啓発し、モニターや保全のための環境を作り、渡り鳥・海鳥の保全を行っていく。
Nature Conservation Management/バングラデシュ

ネパール

29. ネパール東Himalコリドー保全活動:Makalu〜Kanchenjunga山系の住民たちによる自然保護コリドーの構築
東Himal地方は、ヒマラヤ・ホットスポット・コリドーとして世界的に価値が高く、絶滅が危惧されるレッドパンダも生息しているが、保護管理が不十分で、地域住民による保全体制が整っていない。現地の生物資源に依存している放牧民を対象に、資源を活用した持続可能な生活条件を提案・指導する。
The Mountain Institute/米国
http://www.mountain.org/
30. ヒマラヤの山岳湿地における文化的価値の研究
Langtang国立公園にあるGosainkund湖は聖なる湖とされ、ユキヒョウ、レッドパンダ、マスクシカなど絶滅危惧種の生息地で、生物多様性の豊かな地である。Gosainkund湖での有形の文化的価値と資源に焦点をあて、記録収集、研究を行い、賢明な資源管理を促す。
Forum for Ecosystem Management/ネパール

ブータン

31. ネイチャークラブスクールでの環境教育サポートプログラム
ブータンの学校には、ネイチャークラブが設置されており、生徒や教師を対象にした環境教育プログラムを行っている。持続可能な発展を実現するには、若い世代の参加が不可欠となるため、活動を通して学校全体が地域社会の抱える環境問題を意識し、行動を起こすことを目指す。
Royal Society for Protection of Nature/ブータン
http://www.rspn-bhutan.org/

ロシア

32. ビキン川森林地帯の住民と行う流域保全活動
ビギン川流域には広大な森林が残っており、アムールトラなど希少種、絶滅危惧種が多数生息している。しかし密猟、不法伐採などが生態系に悪影響を及ぼしている。住民と共に環境教育や監視活動、エコツーリズムの基盤づくりを実施し、持続可能な自然利用を促進する。
国際環境NGO FoE Japan/日本
http://www.FoEJapan.org/

パラオ

33. パラオ・Babeldaob島の周遊道路周辺での植樹活動
Babeldaob島はミクロネシア最大の島であるが、周遊道路建設に伴い、水源地まわりの環境が破壊された。そのため、自然保護区に予定している地域でも流水による土壌浸食等が起きている。この地域での土壌浸食を食い止め、海岸線や海洋への影響を最小限に抑えるため、地域住民を巻き込んで植樹を行い、景観も含め改善していく。
Belau Cares INC./パラオ

エクアドル

34. ガラパゴス諸島自然生態系の救済と再生:保全プラン、モニターリング、自然保護
ガラパゴス諸島は動植物とも固有種に富み、島の97%は国立公園に指定されている。しかし人口増加と帰化生物のため局所的に自然破壊が進行。これまでの活動で未解決の課題が浮かび上がっており、各島それぞれに特異な自然生態系の保全活動を、ピンタ島、サンタクルス島、フロレアナ・サンクリストバル島で展開する。
ダーウィン研究所/エクアドル
http://www.darwinfoundation.org/

パラグアイ

35. 入植50周年に向けた植林活動と環境教育、Part2
イグアス市の通称・イグアス移住地は、2011年に入植50周年を迎える。いまでは同国を代表する穀倉地帯と評せられるが、気候変動による農作物の収量低下などが目立ってきた。農業の安定、環境保護のためにも、環境教育と植林の実施が急がれる。
イグアス日本人会/パラグアイ

マダガスカル

36. マダガスカル森林回廊再生事業
東中央マダガスカルの中高度熱帯雨林一帯は、マダガスカルにおける固有植物の80%(8000種)が生息する生物多様性ホットスポットである。しかし、伐採により動植物の生息環境が脅かされているため、森林回廊再生に向けた植林事業を実施する。
Man And The Environment/マダガスカル
http://www.madagascar-environnement.com/

ケニア

37. ケニアにおける住民参加による植林活動
ケニアは前世紀初頭には国土の30%が森林だったが、現在ではわずか1.7%しかない。水源地域周辺には生物多様性豊かな森林が広がっているが、人口圧力などにより伐採や土壌浸食などが進んでいる。700に及ぶコミュニティーとGBMのネットワークができているので、これと協働で植林を行い、環境保全、住民の生計向上を図る。
The Green Belt Movement/ケニア
http://www.greenbeltmovement.org/
38. 熱帯雨林(カカメガフォレスト)固有動植物種保全、環境教育・人材育成プロジェクト
カガメガフォレストは東アフリカで唯一残された熱帯雨林であり、特にチョウは400種が生息するなど、生物多様性の面からも重要な地域であるが、過去25年間で約半分の森林面積が消失した。薬草栽培や簡易井戸の設置、改良かまどの普及など実践可能な具体的手法を試みつつ、森の保全運動として、地域住民等へ環境教育セミナーを実施する。
(特)少年ケニヤの友/日本
http://www.shonenkenya.com/
39. 東アフリカにおける沿岸集落に向けた海洋資源管理の能力開発と政策強化事業
東アフリカの沿岸地域はサンゴ礁や海草、ウミガメなどの動物の生息地となっている。また、熱帯沿岸に広がる森林も特徴的である。東アフリカで実施中の「持続可能な水産業と代替的収入源創出による貧困緩和対策」の一部として、政策立案の貢献に向けた活動を行う。
IUCN Eastern Africa Regional Office/ケニア
http://www.iucn.org/earo/
40. マサイマラ国立保護区における生物多様性確保のための環境保全プロジェクト
マサイマラ国立保護区は、国の財源を観光に依存するケニアにとって重要なエリアである。しかし、道路が未整備で、無秩序に走行するサファリカーにより地盤が乱されている。生物多様性確保の観点から、道路や周辺環境の保全整備、管理者の育成に取り組む。
マラコンサーバンシー/ケニア
http://www.mpata.com/

マラウィ

41. 南部アフリカ・マラウィ国における「食の安全」の確立のための環境配慮型コミュニティ開発モデルの構築
マラウィでは人口増加等により森林伐採が進み、土壌の浸食や劣化が進み、環境破壊は深刻である。持続可能な発展を目指し、パーマカルチャーに基づいた環境保全型有機農法や有用樹木植林の技術指導、保健衛生改善の事業を組み合わせた包括的かつ根本的な自立支援を行う。
(社)日本国際民間協力会/日本
http://www.kyoto-nicco.org/

アジア

42. 希少種ヘラシギ個体数回復のための越冬地・中継地における調査・啓発活動
ヘラシギは渡り性のシギ・チドリ類で、絶滅危惧種となっている。これまでの調査で、急激な減少の原因は中継地・越冬地にあると分析されている。コットカム塩田(越冬地)やセマングム・ナクトン江河口(重要中継地)を対象にヘラシギの渡りの生態を明らかにするとともに、個体数回復のための方策を構築し、調査及び啓発活動を行う。
日本湿地ネットワーク/日本
http://www.jawan.jp/
43. 環境映像作品のアジア途上国への配給と現地語版制作支援事業
アジア各国でのテレビ普及は目覚しいが、環境教育番組を放送してもらうには無償供与の形をとるしかない。映像メディアは市民が環境問題を学ぶための効果的なツールであるため、TVEでは世界各国のNGOのネットワークを通じて、草の根教育の映像教材を無償で供給している。
環境テレビトラスト日本委員会/日本
http://www.tve.org/
44. アジア湿地イニシアティブ・フェーズ II
アジアの湿地生態系はいま、人口増加、過剰な資源利用・開発、気候変動など様々な要因で急速に劣化、消失し、持続可能性は失われつつある。アジアの湿地保全と賢明な利用に国際レベルで協力しつつ、第4回「アジア湿地シンポジウム」の実現をめざし、2008年のCOP10や地域におけるラムサール条約の履行に貢献する。
ラムサールセンター/日本
http://homepage1.nifty.com/rcj/
45. アジア太平洋地域の水鳥、湿地保全に向けたアジア水鳥センサスの作成
アジア太平洋地域には広大な沿岸域と多くの湿地帯があり、400種を越える水鳥の生息地となっている。87年より25ヶ国で水鳥の一斉調査を開始し、6000ヶ所のデータを収集した。モニタリングや保全活動に関する研修のほか、20年間の調査データを一覧出来る冊子を発行する。
WETLANDS INTERNATIONAL-Malaysia Office/マレーシア
http://www.wetlands.org/
46. カンボジア、タイ、マレーシアのIBAにおける保全グループの創設とラムサール条約の履行促進
04年から06年にかけてベトナムで実施してきたIBA保全グループの活動成果を踏まえ、2008年に韓国で行われるラムサール条約会合までに、カンボジア、タイ、マレーシアの重要湿地域においてIBA保全グループを創設し、モデルとなる保全活動を行う。
BirdLife Asia/日本
http://www.birdlife-asia.org/

その他

47. アジア諸国における環境NGOのデータベースの整備及び検索機能の設置
アジア地域で活動を始める場合、現地のカウンターパートの存在が欠かせない。しかし、現地NGOの正確な情報は乏しく、団体の信頼性や資金体制の確認が最大の課題となる。検索機能などを含有したアジア地域の環境NGOのデータベースの構築は必須であり、緊急に取り組む必要がある。
(社)日本環境教育フォーラム/日本
http://www.jeef.or.jp/
48. 日露共同管理(移行期)を前提にした北方四島の海洋情報管理およびその人材育成
北方四島及びその周辺海域は生物多様性が高く、原生的な海洋生態系が維持されているが、近年は密猟や近代的漁業の導入により、生態系が破壊されている。ロシア側研究者への技術移転を行いながら、共同で調査や情報設備を行うほか、シンポジウムやエコツアーも企画する。
(特)北の海の動物センター/日本
49. IUCNレッドリストに世界の植物を記載するグローバル計画―RapidListソフト利用による初期評価の実施
絶滅の危機にある生物が記載されている「IUCNレッドリスト」では、植物の情報が少ない。2010年に開催される国際生物多様性条約COP10までに地球上の植物の初期評価を行うことを目標とし、まずは調査に必要なデータ処理ソフトを開発し、ソフトの実証や利用研修を行う。
IUCN (The World Conservation Union) Species Programme/スイス
http://www.iucn.org/themes/ssc/

日本

50. 滋賀県大津市伊香立下龍華町における地域活性化を目指した自然資源管理事業
大津市近郊の和邇川流域はかつては豊かな里山植生であったが、多くは放置され、産廃物などで荒れている。倒木の回収、植林、環境調査などの自然資源管理を行い、人材育成の場、市民が生物多様性を体験する場として活用する。
(社)日本国際民間協力会/日本
http://www.kyoto-nicco.org/
51. インナータグ装着によるウミガメの性成熟年齢の調査研究
屋久島は北太平洋最大のアカウミガメの産卵場であり、アオウミガメの日本での上陸北限でもある。いまだ証明されていないウミガメの性成熟年齢や母浜回帰を調べるための子ガメへのインナータグ装着や、卵の保護と孵化調査、産卵しやすい環境を作るための清掃活動を行う。
(特)屋久島うみがめ館/日本
http://www.umigame-kan.org/
52. 市民による干潟生物調査の手法構築と干潟生物ガイドブックの作成〜松川浦と藤前干潟をモデルとして〜
松川浦や藤前干潟には様々な生物が生息しており、分類群が多岐にわたるため市民レベルの調査ができない。そこで、底生生物(ベントス)を教材とした環境教育を展開し、環境教育と干潟の生物多様性把握を兼ねた市民レベルの調査方法を確立し、ガイドブックを作成する。
(特)日本国際湿地保全連合/日本
http://wi-japan.org/
53. 佐渡トキ野生化支援プロジェクト
トキの野生復帰を視野に、餌場となる田んぼを増やすため、生物多様性が高まる「耕さない・冬・水・田んぼ」「不耕起農法」の稲作りを推進し、2010年までに不耕起農法田を100haに広げる。グリーンツーリズム、田んぼの草取りツアーに消費者を動員し、本農法による米の消費拡大を進める。
(特)メダカのがっこう/日本
http://www.npomedaka.net/
54. 希少イワナ個体群の生息する渓流河川の自然再生
紀伊山地主部にあたる野迫川村、天川村は、高峰深谷の様相をなし多くの渓流河川が流れる。世界で最南限に分布する希少イワナ個体群がこの2水系に唯一生息している。繁殖に最適な淵などの河川環境を早急に回復し、産卵場所など渓流の自然再生を行う。
有限責任中間法人 水生生物保全研究会/日本
55. 森と湖と人と農をつなげる環境パートナーシップ市民事業 霞ヶ浦・北浦の外来魚・未利用魚駆除と流域農業の連携による生物多様性保全
霞ヶ浦・北浦地域の魚類生態系の水産資源管理に向けた調査研究を行い、外来魚・未利用魚の駆除・魚粉加工・肥料化を行う。地元農家で施用してもらい、その農産物を「湖がよろこぶ野菜たち」の名でブランド化。将来的には自己財源のみの運用までこぎつけ、環境再生と地域経済の両立を目指す。
(特)アサザ基金/日本
http://www.kasumigaura.net/asaza/
56. 富士山環境リーダー養成プロジェクト
富士山周辺地域において環境問題とその改善に向けた市民自身による啓発活動をより広範囲に行い、実践的な環境保護・保全の継続を図るためのリーダーとなる人材育成を行う。
(特)富士山クラブ/日本
http://www.fujisan.or.jp/
57. ヤマネの総合的な研究の発展から日本と世界のヤマネ保護、森林保全、森林管理、環境教育の応用化へ。特にアニマルパスウェイの普及を目指して(日本、イギリス)と
日本に生息するニホンヤマネは国の天然記念物・準絶滅危惧種である。ヤマネは森林の“象徴種”で、ヨーロッパでも森林性ヤマネは保護種である。国内5・英国2箇所でヤマネの生活史を比較調査する。樹上行動の仕組みを解明し、企業と共同でアニマル・パスウェイ・ブリッジの研究開発等を行う。
ニホンヤマネ保護研究グループ/日本
58. ツシマヤマネコ保護プロジェクト
対馬には固有の動植物が多い。その代表であるツシマヤマネコは、交通事故やトラバサミ、イエネコ由来のネコエイズウイルスが原因で約80〜110頭に減り絶滅の恐れがある。24 時間対応の「ヤマネコ119番」を継続し、ヤマネコの救急救命治療と野生復帰、FIV感染症の疫学調査と予防対策を行う。
(特)どうぶつたちの病院/日本
http://yanbarukuina.jp/
59. トキの野生復帰に向けた棚田・里山・水辺環境のモデル構築及び地域環境教育
佐渡市キセン城一帯の放棄里山林・水田を対象に、トキ野生復帰の条件である、トキ冬季餌場の不足と営巣木不足の解消を第一目標とする。野生復帰コアエリア内の放棄棚田地帯の復元に取り組む(棚田100枚今年度完工予定)。研究者とNPO が一体となって、トキが棲む里山モデルを具体化する。
新潟大学農学部附属フィールド科学教育研究センター/日本
http://www.agr.niigata-u.ac.jp/