会員企業の自然保護活動
清水建設株式会社
| URL: | http://www.shimz.co.jp/ |
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| 窓口: | 安全環境本部 地球環境部 |
| 住所: | 〒105-8007 東京都港区芝浦1−2−3 シーバンスS館 |
| 電話: | 03-5441-0997 |
| FAX: | 03-5441-0358 |
1.自然保護・生物多様性に関する経営理念・方針
これまでに取り組んできた設計、施工、研究開発、環境教育、社会貢献などの活動をさらに継続、発展させ、社会的責任を果たすため、2009年4月に「シミズ生物多様性ガイドライン」を制定しました。
2.事業活動における生物多様性取り組み
(自然環境に関する技術開発、循環型社会への取り組みを含む)
- ダム工事における動植物保全対策
ダム工事は、山間地の豊かな自然環境の中で行われ、大規模な地形の改変や樹木の伐採を伴い、生態系への影響も大きいことから、自然環境特性や希少生物の生息状況等に合わせて、下記の対策を実施している。
- 営巣期における発破などの工事制限
- 視覚的対策として建設機械や設備などにアースカラーの採用
- 夜間照明の制限や低誘虫型照明の採用
- 騒音対策として電動式機械、低騒音型機械などの採用
- 粉じんの飛散防止対策として工事用車輌のタイヤ洗浄
- 猛禽類の飛翔に影響の少ないライジングタワー工法の採用
- 従業員への環境教育(講習会、環境情報看板、環境手帳など)
- 自社保有施設におけるビオトープ設置・モニタリング
(1)都市の自然生態系の再生 (2)資源の再生・循環 (3)生活環境の再生をコンセプトに、自社施設である技術研究所の屋上及び、中庭部にビオトープを設置した。竣工後は生物観測モニタリングを継続実施し、多数の飛来動物及び植物出現種数の増加が確認されている。
- 大木と湿地のあるゴルフコース設計
保全した大木を手がかりにコースを設計し、雨水が自然に集まる現地形の低地にエコトーンのある湿地や池を創出したため、地域のエコシステムとリンクした風格のあるゴルフコースとなっている。

- 地域生態系に適った多自然型調整池を創出
ゲンジボタルやタコノアシなど貴重な動植物も多く、調整池機能維持と地域生態系保全の両立という課題に対し、構造物の改善設計により、十分な調整池機能を確保しながら、「人が1/2造り、残り1/2を自然に創ってもらう」というエコロジカル・ランドスケープの理念に即り、多種多様な動植物の棲む多自然型調整池を具現化した。施工後もモニタリング調査を継続している。

- 地下水と連動する調整池のある街並み
調整池の常時水位を地下水位と連動させたため、水量・水質が常に安定している。さらに、調整池護岸を緩斜面とし公園と組み合わせ、水辺に映える街並みになっている。

3.社会貢献活動としての生物多様性への取り組み
(NGOや地域社会との連携を含む)
- 社会貢献活動の柱のひとつである「役員・従業員の社会貢献活動支援」の一環として、社内イントラネットにボランティア情報サイト「ボランティアWEB」を掲載。情報交換、活動への誘い合わせ等、コミュニケーションの場として機能している。
- 国有林で、ブナ、ミズナラ、ガマズミ、ウワミズザクラ、イタヤカエデ、ヤマブドウ、オニグルミ、トチノキ、ヤマグリの広葉樹苗木の植林に参加。
- 富士山の森再生で、ブナ、コナラ、ヒメシャラ、ケヤキの下草刈りと補植に参加。
富士山の森再生
- 水源林で、広葉樹林(ケヤキ、ヤマボウシ、アラカシ、コナラ、ヤマザクラ、ホウノキ、イロハモミジ、エゴノキ)の下草刈りとツル切りに参加。
- 広島県周南市で、ナベヅル営巣地の整備に10年以上にわたり継続参加。
ナベヅルねぐら整備
- 山梨県清里の(財)キープ協会やまねミュージアム、エンウィット、大成建設と協同して「アニマルパスウェイ研究会」を立ち上げ、モニタリングから建設まで行なった。
アニマルパスウェイ
- 水処理センター屋上でコアジサシの営巣地整備、草刈りに参加。
- 沖縄県座間味ダイビング協会主催によるオニヒトデ駆除活動に参加。沖縄県座間味村は世界でも有数の珊瑚礁の聖地であるが、オニヒトデによる珊瑚への被害が深刻化している。
- 国宝大崎八幡宮「文化財の森」育林事業への参加。
将来の社殿の修理に備えた、使用材のブナ・カツラの植林・育成事業に、今後の文化財建造物の保護や地域環境の保全の観点から、毎年ボランティアとして参加。 - 使用済みテレホンカードを集め植林支援を実施。
4.環境教育への取り組み
- ISO14001の仕組みの中で従業員環境一般教育及び生態系保全教育を毎年実施している。
- 社内研修用に「しみず生態系保全テキスト」を作成。
- 全国の青少年や一般の方々を対象とした常設の公開講座、「シミズ・オープン・アカデミー」を推進。
- 当社技術研究所内に、都心の民間施設内に造られたものとしては最大級の規模を有する「再生の杜ビオトープ」(1940m2)と屋上ビオトープ(176m2) を設けて、周辺小学校児童およびコミュニティの環境教育として利用している。
再生の杜ビオトープ
- 大学のキャンパスで、学生、大学関係者、当社が連携し、「地域に開かれた環境教育の拠点」を目指して、継続的なエコキャンパス化に取り組んだ。
エコキャンパスを活用した親子講座
- 海外でのエコ教育の実施
タイ国にて、次世代を担う子どもたちの環境意識を醸成するため、当社スタッフが講師となり環境教育を実施するなど、アジアを中心に子どもたちへの環境教育に注力している。
タイ・バンコク郊外 ピムパワス小学校での環境教育
- パンフレット「生物多様性 わたしたちにできること」を作成。
- 展示会等での配付資料として、子供でも理解できるようイラストで、「しみず環境読本」「しみず生態系読本」等、環境読本をシリーズ発行。
- 大学のキャンパスで、学生、大学関係者、当社が連携し、「地域に開かれた環境教育の拠点」を目指して、継続的なエコキャンパス化に取り組んだ。
- 大学、自治体、NGO等の主催する環境関連セミナー・講習会の講師として、社員を派遣している。





