アジア太平洋地域や国内の自然保護プロジェクトを支援する事業


日本経団連自然保護基金/日本経団連自然保護協議会


本田技研工業株式会社

会員企業の自然保護活動
本田技研工業株式会社

URL: http://www.honda.co.jp/
窓口: 環境安全企画室
住所: 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
電話: 03-5412-1155
FAX: 03-5412-1154

1.自然保護(環境)活動への取り組み姿勢

Hondaは「子どもたちに青空を」を合言葉に、早くから時代ごとに環境取組みを展開してきました。1990年代には段階的に組織体制を整備し、環境課題への考え方を明文化した「Honda環境宣言」を制定しました。以来、この宣言のもと、環境保全を企業の重要テーマの一つとして位置づけ、活動の充実を図ってきました。製品や生産活動などの環境取組はもとより、各事業所における緑化活動「ふるさとの森づくり」や水源領域の植林ボランティア活動、中国沙漠植林「喜びの森」計画、出前型環境学習プログラム「環境わごん」、森の発見「ハローウッズ」など、環境保全への地道な活動を継続しています。また、海外においても世界の地域に深く根づいて人々と喜びを共有し、喜びを次世代につなげていくために、社会の責任ある一員として、つねに時代の要請に先駆けた自然保護(環境)活動を展開しています。

2.NGOとの連携

NGOの方々との連携としては、単なる支援や協賛だけにとどまらず、事業計画への参画や従業員によるボランティア参加を推進しています。
国内では、Hondaの事業所のある地域においてNGOの方々と連携し、森林整備事業を支援しています。また、それぞれの事業所の従業員がボランティアとして活動に参加しています。さらに、急激に砂漠化の進む中国の内蒙古自治区でもNPO・沙漠植林ボランティア協会と協働で、砂漠緑化活動「喜びの森」計画を展開しています。
(6.植林・育林などの森作り活動参照)

3.環境教育・ボランティア養成(社員)

Hondaでは、従業員それぞれが自分の立場を認識し、各々の業務の中で環境への取り組みを推進することを目指し、研修カリキュラムの中に環境教育を織り込んでいます。入社時には、「Hondaの環境への取り組みの基本姿勢」について理解を深めるための研修を行っています。また、入社時以降も、各々が業務の中で環境という視点を持って行動することを目的に、必要なタイミングで研修を行い、従業員への情報提供を図っています。さらに各職場単位のグループによる自主的な活動の一環として省エネ・省資源やリサイクルをテーマにした取り組みを活発に行っています。環境問題が顕在化し、世界的な対応が求められる中で、入社時から環境に対する意識づけをし、各人が自主的に、通常業務や日常生活の中で、意識する事なく環境に配慮した行動をとる事を促しています。
また全従業員に対し、植林などの社会貢献活動にボランティアで参加する機会を提供しています。

4.環境教育(外部)

「環境わごん」

環境わごん 「環境わごん」は、「海や山など自然のフィールドから持ってきた素材」をワゴン車に積み込んで、小学校や公民館などに出掛けていく、出前型の環境学習プログラムです。自然の仕組みや環境保全の大切さを伝えるレクチャーと自然の素材を使ったクラフトなどの組合せで構成されています。子ども達のサポート役はHonda OBのボランティアスタッフです。「自然の素材」をヒントに環境の話をしたり、プログラムを通して子ども達の自主性を引き出すお手伝いをします。

「ハローウッズ」

ハローウッズ Hondaは栃木県茂木町に、森の発見・体験ミュージアム「ハローウッズ」を展開し、『元気な子どもたちへの元気な森=遊びと学びの場づくり』をテーマに、活動しています。次世代を担う子ども達を中心に、身近な自然である里山を教材・教室として、思いっきり遊び、自然の不思議さや叡智に気づくこと、そして持続する地球のために何をなすべきかを、一人ひとりが考えるきっかけの場としています。

5.社有地等の活用・保全

植栽面積の分布図 Hondaでは、自然の仕組みに基づいた環境を創造し、地域社会の方々と分かち合っていくことこそが、私たち一人ひとりに課せられた使命でもあると考え、時間をかけて事業所周囲の社有地に「ふるさとの森」を育てています。「ふるさとの森」は、「地域社会とHondaの敷地の境界には、その結びつきを、完全に遮断してしまうかのようなコンクリートの壁は作らない」という、創業者本田宗一郎の考え方(グリーンベルト構想)に基づき、1976年より宮脇 昭氏のご指導のもと、日本古来の「鎮守の森」をモデルとした、生態学的基礎にもとづく“ほんものの森”を目指して、開始しました。ふるさとの森づくりを始めた1976年以来、約67万本以上の樹木を植栽してきました。植栽総面積は、約50万平方メートルにも及んでいます。

また、鈴鹿製作所では2005年、既存の「ふるさとの森」を再整備し、事業所の中で生産活動と森が循環・共生する新たな「ふるさとの森づくり」の試行取り組みを始めました。 新しい「ふるさとの森」を工場見学コースの一環として公開し、地域住民とHondaの従業員の新たなコミュニケーションの場として活用することで、Hondaにとって本当に役立つ「質の高い森」として、「ふるさとの森づくり」を進化させていきたいと考えています。

鈴鹿製作所における新たな取り組み

6.植林・育林などの森作り活動

Hondaは、日本国内において「水源の森」を守り育てる活動を支援しています。現在、事業所のある地域において森林整備事業を支援し、従業員がボランティアとして作業に参加しています。また、急激に砂漠化の進む中国内蒙古自治区で砂漠緑化活動「喜びの森」計画を展開しており、Hondaはスタート時より、主催団体のNPO・沙漠植林ボランティア協会に対し、資金援助とボランティア参加すると同時に、事業計画にも参画しています。

「水源の森」整備事業

「水源の森」整備事業 利根川上流・水上の奈良俣ダム上流(群馬県と新潟県の県境)の森林を対象に、水源林を守り育てることの重要性を浸透させるため、「CCC自然・文化創造工場関東事業部」が主催する森林整備活動です。Hondaはこの活動を支援するとともに、埼玉製作所の従業員とその家族がボランティアとして植林活動に参加しています。

「一万人のどんぐりの里親」運動

「一万人のどんぐりの里親」運動 浜松市を拠点に天竜川水系の市町村に呼びかけて里山づくりの大きな運動に結びつけるためにNPO「プレンティアの森」が主催する活動です。Hondaはこの活動を協賛するとともに、浜松製作所の従業員とその家族がボランティアとして「里山づくり」に参加しています。

「多摩川源流森林保全活動」

多摩川源流森林保全活動 東京都の水源として知られている多摩川源流域の森林保全活動を、山梨県の小菅村、(財)オイスカ、Hondaの三者で実施しています。Hondaは資金援助のほか青山本社や埼玉製作所、和光ビルなどの従業員が植林ボランティアに参加しています。

「喜びの森」計画

「喜びの森」計画 HondaがNPO「沙漠植林ボランティア協会」と2000年から協働で行っている中国・内蒙古自治区ホルチン沙漠での砂漠緑化活動です。将来は現地の人々が自然とバランスを保ちながら自らの手で自給的な生活ができることを目指しています。Hondaは資金援助のほか、事業計画にも積極的に参画するとともに、従業員やOBを対象とした植林ボランティアツアーを年に2回企画しています。

7.その他

Hondaは、海外の社会活動の領域においても、その地域の実態に即した、自然保護活動に積極的に取り組み、存在を期待される企業をめざして世界中のお客様や地域の方々とのコミュニケーションを図り、喜びをともに分かち合えるような活動を実践しています。
以下に各地域での自然保護活動の事例を紹介します。

アースレンジャーズの支援(カナダ)

アースレンジャーズの支援(カナダ) Hondaカナダでは、地球環境保護のためにできることを子ども達が考え実践する、学校を主体とした環境アクションプログラム「アースレンジャーズ」のスポンサーとして、車両(オデッセイ)提供のほか、助成金等による支援を実施しています。

森林保全のための象パトロールの支援(タイ)

森林保全のための象パトロールの支援(タイ) 象パトロールは、タイのHondaグループの出資により発足した、ホンダ・タイ基金で展開する社会貢献活動で、タイのシンボルである象の保護、失業者対策、密猟者の取締りや森林保護を目的としています。

ラメサ流域植林活動(フィリピン)

ラメサ流域植林活動(フィリピン) Hondaカーズフィリピンズが、ABS-CBN財団と提携し、マニラ市が恩恵を受けるラメサ・ダム流域(2,700ヘクタール)を対象とした森林再生プロジェクトを支援、苗木の育成にかかる費用支援と従業員参加による実践活動を行っています。

Hondaツリーファンド(ニュージーランド)

Hondaツリーファンド(ニュージーランド) 「Hondaツリーファンド」は、HondaニュージーランドがHondaの新車を1台販売するごとに、ニュージーランド原産の苗木10本分の資金を提供する植林基金です。2004年から昨年までの3年間で23万本以上の苗木に相当する植林基金を提供してきました。また、クルマを購入したお客様からも寄付を募ったり、従業員や地域の議会が共同で行う植林活動への参加をすすめるなど少しずつ緑化活動の輪を広げています。