第32回NGO活動成果報告会
2006年11月30日開催
水生生物保全研究会の小林さんと紀平さんが「絶滅危惧種アユモドキの保護プロジェクト〜繁殖生態と遺伝的多様性を解明する研究〜」について報告
- 2002年に発足した水生生物保全研究会は、日本に生息する淡水魚類をはじめとする希少水生生物の保護活動や調査を行っている。2005年からアユモドキの保全活動に着手している。
- アユモドキとはコイ目ドジョウ科アユモドキ亜科に分類される淡水魚で、環境省レッドデータブックにて絶滅危惧IAに指定され、国の天然記念物にもなっている淡水魚である。現在は岡山県の旭川と吉井川、京都府亀岡市の一部の水路のみに生息。その為、産卵地の拡大は保全の上で重要な課題である。
- 亀岡市での活動として、6月の産卵期にゴム製のダムを稼動しての産卵地の確保を行っている。ラバーダムを稼動すると水位160cm程上がり、周辺の砂地が一時的に冠水する。そして、植物の葉や茎に産卵する。ダムを稼動させないと産卵地が確保されず、黒い縞が特徴の稚魚が確認されないことも研究済みである。その他にも、胸ビレから遺伝子を採取しての、遺伝子サンプル解析や遺伝的多様性調査も行っている。今では身近な魚でさえ人の手を加えなければ保全できない存在になり、今後は国・都道府県・市町村・行政・住民とのネットワーク形成が必要になる。
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| (写真提供:水生生物保全研究会) |







