第36回NGO活動成果報告会
2007年3月23日開催
白川郷自然共生フォーラムの加藤春喜氏が「白山山麓ツキノワグマの生態調査と保護に関する普及啓発」について報告
- 2004年に発足した白川郷自然共生フォーラムは、自然環境教育の普及啓発活動や、指導者の育成、植林などの環境再生事業に努めている。その活動の1つが、KNCFからの支援を受けて実施した白山山麓におけるツキノワグマの生態調査と普及啓発活動である。
- 岐阜県白川村では、ツキノワグマが具体的な保護対策もないまま有害鳥獣駆除の名のもとで駆除されていることから、生息数の減少が懸念されている。奥山と里山の関係性を見極め、人とクマの共生関係を取り戻す必要がある。
- 調査はドラム缶で作られた捕獲用檻を設置することから始まり、捕獲されたツキノワグマは採血、検温、体脂肪率測定等の身体測定を受けた後、首輪型のGPS発信機が装着される。しかし、この発信機がクマにとっては重たいらしく、ほとんどが途中で脱落した。唯一成功した1個の発信機からは行動圏や植生利用の情報が得られ、尚且つ親子だったこともあり、人とクマとの共生モデル策定に向けた貴重なデータとなった。これらの活動の他にも、フィールド整備、クマの行動モニタリング、シンポジウムでの意見交換会を実施しており、今後も人とクマの共生を目指した活動に励んでいく。
![]() ドラム缶製ツキノワグマ捕獲用檻 |
![]() 首輪取付前のハンドリング作業の様子 |
| (写真提供:白川郷自然共生フォーラム) | |







