第38回NGO活動成果報告会
2007年5月17日開催
世界の砂漠を緑で包む会の大沢俊夫氏が「阿拉善(アラシャンメイ)地域における生物多様性保全と草原再生のモデル事業」について報告
- 世界の砂漠化の主な原因は農業開発、人口増加に伴う過度の伐採、過放牧である。活動地域の阿拉善も、そんな砂漠化が進行している1つである。
- 世界の砂漠を緑で包む会は1998年に発足し、「命の緑の価値観の共有」という理念の下、砂漠緑化、環境教育、国際交流などに励んでいる。「命の緑」とは、草木が生えると鳥や昆虫が集まり、家畜も増え、人も生きることが出来る平和な世界につながる命のサイクルである。
- 当会が阿拉善で行う植栽の活着率は85%である。これは政府が一般的に良い活着率とみなす35%を大きく上回る数字である。草原が再生されることで自然回復が促され、ひいては遊牧民の自立支援ともなる。「命の緑」の価値観を現地住民や小学生とも共有するために、植栽活動へのボランティア参加を呼び掛けている。この際大事なことは、「自分の土地だからこそ、自分達で守る」という認識を、植え付けることである。国際交流に関しては、相互交流が進んでいる。日本からは砂漠緑化ボランティアチームを派遣し、現地にてホームステイを経験する。中国からは現地にて環境教育を学ぶ小学生とその親が金沢に来訪し、日本のリサイクル・ゴミ焼却・市民が取り組むボランティア活動に感激したというエピソードがある。今後も相互理解を深めながら、砂漠化を食い止めるべく緑化活動に努めていく。
![]() |
![]() |
| (写真提供:世界の砂漠を緑で包む会) | |







