第46回NGO活動成果報告会
2008年1月25日開催
バードライフ・アジアの市田則孝代表と、鈴江恵子事務局長が、「カンボジア、タイ、マレーシアのIBAにおける保全グループの創設とラムサール条約の履行促進」について報告
- 1971年、イランのラムサールで開催された「湿地及び水鳥保全の国際会議」で採択された“ラムサール条約”。条約では、湿地は水鳥の生息地というだけでなく、生活環境の基盤でもあり、賢明な利用を促すことが保全管理のカギと提唱している。バードライフはラムサール条約の主要5パートナーの一つを担っている。
- IBA(Important Bird Areas)とは、鳥を指標とした重要自然環境の選定することである。バードライフはそれらの拠点をネットワーク化することで、保全・管理を促進させる活動を進めており、アジアでは約2,300ヶ所が対象となっている。バードライフ・アジアでは過去KNCFからの支援を受け、ベトナム等で「アジアにおけるIBA保全事業」に取り組んできた。
2007年度事業の対象国となった3ヶ国におけるラムサール条約登録地数は、日本の33ヶ所と比べても少ない(カンボジア:3ヶ所、タイ:10ヶ所、マレーシア:5ヶ所)。この背景には、地元関係者の理解不足がある。地域住民の生活は自然資源に依存しており、保護区に指定されると生活に支障をきたすと思っている。そこで、地元のステークホルダーの有志(村人、教師、行政官など)で「地域保全グループ(LCG)」を形成し、パトロール、調査、管理計画の策定、保護区制定の提案など、地域を巻き込んだ活動を展開し、地域住民の意識向上に努めている。 - 2008年10/28〜11/4、韓国でラムサール条約第10回締約国会議が開催される。テーマは、「Healthy Wetlands, Healthy People」である。バードライフ・アジアではIBA事業を通してアジアのラムサール条約登録湿地候補リスト集を作成し、COP10に向けた活動強化資料として、前回のCOP9(ウガンダ)にて配布している。以降、アジアでは活動が活発化しており、現在もバードライフ・アジアは様々なパートナー団体と協働しながら、COP10への準備を着々と進めている。
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| (写真提供:バードライフ・アジア・Hong Kong Bird Watching Society) | |







