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会長コメント/スピーチ 記者会見における会長発言 記者会見における榊原会長発言要旨

2014年6月9日
一般社団法人 日本経済団体連合会

【桂宮宜仁親王殿下のご薨去について】

桂宮宜仁親王殿下のご訃報に接し、お悔やみ申し上げる。長く闘病生活を送りながら、公務を続けてこられた殿下のご快復を心より願っていただけに、誠に痛恨の極みである。謹んで哀悼の意を表したい。

【景気動向について】

本日発表された1~3月期の実質GDP成長率は年率換算で6.7%増となり、前回発表値の5.9%増から上方修正となった。これは、消費増税に伴う駆け込み需要だけではなく、日本経済全体が消費税率引上げの影響を受けつつも、緩やかながら着実に回復している証左であろう。とりわけ企業の成長意欲の高まりを受けて、設備投資が増加している。

【法人実効税率の引下げについて】

安倍首相が法人税の実効税率について、2015年度から引下げに着手する考えを表明されたことを高く評価する。
経団連としては、2015年度より実質的な税負担が減るかたちでの減税を実行したうえで、その後3~5年で20%台へと引下げ、将来的にはOECD諸国の平均並みの25%へと引下げるべきだと考えている。このためには、税体系の見直し、社会保障をはじめとする歳出の削減、単年度ではなく複数年度での税収中立の観点が不可欠である。
なお、租税特別措置について、ゼロベースでの見直しは否定しないが、研究開発税制など国際競争力強化に資するものは本則で措置し、恒久化すべきである。

以上

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