【電力料金の値上げ】

関西電力の値上げ申請は、電力の安定供給を確保するための燃料費負担に相当する部分と理解している。また、早期に原発が再稼働した場合や効率化が進んだ場合は料金を引き下げるとしており、今回の値上げ申請はやむを得ない措置と受け止めている。

電力料金の値上げは、国民生活や産業活動に大きな影響を及ぼす。経団連としては、引き続き原子力発電所の再稼働プロセスの加速を訴えるとともに、固定価格買取制度の見直しなどを求めていく。

【関西における産業集積の推進】

関西は2011年に国際戦略総合特区に指定されている。さらに、アベノミクスのもとでの国家戦略特区にも指定され、健康・医療分野における国際的イノベーション拠点の形成が図られている。二つの特区が相乗効果を発揮することで、関西が医療産業を牽引するとともに、日本の経済成長のエンジンになることを期待している。