経済くりっぷ No.1 (2002年7月9日)

奥田会長の発言から


5月28日(火)
私は、「多様な価値観が生むダイナミズムと創造」とそれを支える「共感と信頼」を新団体の基本理念として行動していくつもりです
−日本経済団体連合会第1回定時総会

「経済団体連合会と日本経営者団体連盟の統合による日本経済団体連合会の発足にあたり、両団体が築いてきた貴重な資産を活かしつつ、『活力と魅力あふれる日本』を目指し、個人や企業が十分に活力を発揮できるよう、環境整備に全力を尽くします。いまやわが国は、歴史上の大きな転換点を迎えており、自ら新たな発展の道を見いだすべきステージに入っています。21世紀のわが国は、新しい経済・社会の原動力として、精神的な豊かさを求めるエネルギーを位置付け、個の確立、自立を促す社会を築いていくことが求められています。個人や企業が多様な目標を持ち、その実現に向け多様な活動を展開するエネルギーとダイナミズムこそが、新しい経済・社会を創造し、新しい市場、技術、雇用を生み出していくと考えます。」

6月15日(土)
企業は、事業の中長期的展望の中で、大学に期待するニーズを明確に打ち出すことが重要です
−第1回産学官連携推進会議

「昨年11月の産学官連携サミットで、連携の推進に関する共同宣言を採択して以降、各地域での連携サミットを始め、大学・企業間の対話もさまざまな場で行われつつあり、産学官連携の気運が大いに盛り上がっています。科学技術創造立国を実現させ、わが国経済の活性化を図るためには、産学が相互の立場を尊重しつつ刺激しあい、官はそのための環境整備を進めることが必要です。従来の企業と先生個人の関係を超え、組織対組織の連携等を通じて、わが国の産学連携の成功モデルを構築していくべきです。」


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